Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
下水中ウイルス検出技術を高度化し、下水処理場において実測調査を実施し下水中ウイルス濃度の長期変動を解明する。その結果を用いて、下水疫学データに基づく感染者数の予測モデルを開発する。更に、下水の高度処理工程によるウイルス除去効率を評価するとともに、排出先の水域での感染リスクを定量的に評価する。下水疫学調査は、医療・検査報告体制が脆弱な途上国ではさらに有効性を発揮すると期待されることから、最終的には本研究で確立した技術基盤を東南アジア諸国に移転しする。