Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
本研究では、独自に考案した多層膜ミラー構造のLayer by layer化学エッチング法を用い極紫外(EUV)領域において10pm精度で波面を制御する新手法を開発する。開発の目的は、Beyond EUVリソや顕微鏡応用の実用フェーズを見据え、大開口数化や短波長化により10nmの高い空間分解能をもつEUV多層膜ミラー結像系を初めて実現することにある。これにより、ミラー基板の形状誤差が制限する空間分解能を向上すると同時に、回折限界結像が可能なエネルギー領域を、半導体製造や顕微鏡応用に必須の軽元素の内殻吸収端に合わせた高エネルギー領域(ホウ素・炭素・水の窓200-500eV領域)へ拡張できる。