Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
赤外吸収分光は、非侵襲・非染色で物質を同定できる分光法の1つであり、幅広い分野で利用されている。しかし、通常の吸収分光では、試料を透過する前後で光強度が減衰する割合を測定するため、検出器のダイナミックレンジの制限から、高い感度を得ることが難しい。本研究では、吸収信号を正の信号として計測する新しい測定原理に基づく手法を開発し、これまでの常識を覆す高感度な赤外吸収分光を実現する。