Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
本研究では,電子求引基の導入に依存してきた電子受容体の科学にパラダイムシフトをもたらし,既存の有機分子性材料における光・電子機能の限界を打破する新しい機能性材料 の創出することを最終目標とし,電子求引基の導入に頼らない電子受容体の設計学理の構築と,これに基づく未踏物性・機能の開拓を目的に研究に取り組む。具体的には,5員環交差共役系を基盤とし,独自の分子設計および合成戦略と,未踏物性の探求により,高い電子親和性と多電子還元に対する堅牢性をあわせもつ「超電子受容性炭化水素」の一般性の高い分子設計指針を確立するとともに,未踏物性や機能を探求する。