Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
本研究では、地球上に豊富に存在する小分子の有効利活用を目指し、「精密電子移動能」と「結合組み換え能」を併せ持つ多核金属錯体を研究開発の中心に据えた触媒開発基礎研究を展開する。生体酵素の活性中心の構造や仕組みを参考に、精密な電子移動と結合の組み換えを可能にする多核金属錯体を設計・合成し、それらの反応性を調査する。これにより、小分子から有用な化合物を合成するための新たな手法の開拓を目指す。