Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
本研究は、リチウムイオン電池等の電気化学デバイスの電解液に使用されている有機溶媒を、安全、低コスト、かつ低環境負荷の水に置き換えることを最終目標としたものである。水の唯一の欠点として、水素と酸素に容易に電気分解してしまうことが挙げられる。本研究では、研究代表者らが開発した常温で液体の水和物である水和融体中の水分子が極めて高い電気分解耐性を有していることに着目し、そのメカニズムを明らかにするとともに、水の電気分解抑制に向けた電解液設計指針を確立する。