Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
本研究は、代表者が開発した「Mirabody」という人工蛋白質デザインを武器に、医学/生物学的に重要な受容体のシグナリング機構の画期的解明法を確立しようと言うものである。抗体のFcを土台にした2価性人工受容体バインダーであるMirabodyは、容易に受容体を活性化するアゴニストや逆に不活化するアンタゴニストにできることを証明済みである。対象とする受容体系としてEGF/EGFR系、Sema/Plexin系、Wnt/Frizzled系、などを選び、生理的な蛋白質リガンドの複雑さをバイパスした「活性化型受容体複合体」の構造解析とそれを通したシグナリングメカニズムの解明を4年間で達成する。