Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
葉は、葉身と葉柄に特化した分化多能性と有限成長性とを備えた葉メリステムから形成されるが、ここには4つの大きな謎が残されている。すなわち(1)葉メリステムとはなにか。板状分裂組織と周縁分裂組織の関係は何か。(2)葉メリステムの分裂活性や分裂方向のどのような時系列変化によって、種に特徴的な輪郭が形作られるのか。(3)葉メリステムの有限性は何により制御されているか。(4)葉メリステムは、シュート頂メリステムとどの遺伝子ネットワークが異なるのか。である。これらに明快な解を得るために、モデル植物シロイヌナズナと非モデル植物を使い分けつつ、そこに分担者の京都大学望月敦史教授の数理生物学を組み合わせる。