Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
全ての血液細胞を産生する造血幹細胞は、出生後は主に骨の中・骨髄に局在する。造血幹細胞は骨髄に定住しているわけではなく、時に循環血中を移動することが知られている。しかし、この造血幹細胞の骨髄間移動が生体において果たす意義や、制御機構については知られていない。そこで本研究では先端的なイメージング手法を活用して造血幹細胞の骨髄間の移動の実態を時空間的に明らかにし、骨髄内の侵害受容神経が造血幹細胞の骨髄間移動で果たす役割を明らかにして、骨髄ホーミングの改善法へ応用する。