Research Project
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
先天性疾患の治療のために、生後すぐからの入院が長期間続き、限られた環境での生活を余儀なくされて、発達が遅れてしまうお子さんがいます。そういったお子さんに対し、自ら探索し移動する経験を支援するために、電動車椅子の様な移動支援機器を使用した介入を行うことが、お子さんの発達に影響をもたらすかを検証します。研究の手順は、始めに介入前の評価を行い、その後に電動移動支援機器を使用する介入を数週間行います。介入期間では、週に2回から3回の介入を行い、運動発達評価などを毎週行って、発達の変化を測定します。長期入院となったお子さんに新たな経験を得る機会を通して発達が伸び、生活の質の向上に繋がると考えています。