Research Project
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
カルニチンは、筋肉細胞代謝の必須成分で、カルニチンを体内で十分に維持できない患者では腎不全、肝不全、心筋症などをきたしうるため、カルニチン製剤の投与が必要となる。国外では心不全や冠動脈疾患と血清カルニチン値との関連は示唆されているが、NT-proBNP、高感度心筋トロポニンおよびFGF23といった各種心腎連関因子や超音波などの画像検査との比較検討は国内外でも十分な研究報告はなく、各種バイオマーカーパネルがNT-proBNP単独と比較して潜在性心筋傷害・心不全に対して予後的付加価値を与えるかについて検討する。