Research Project
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎という疾患は、微小な動静脈に炎症が起こる自己免疫疾患を示すが、中でも我が国で罹患率が多い顕微鏡的多発血管炎という疾患は予後が不良である。治療には強度の高い免疫抑制療法を必要とするが、過剰な治療は重症感染症や治療薬による副作用発症のリスクとなる。本研究では、循環器疾患との関連性が高いことが知られている4つのペプチドに着目し、ANCA関連血管炎の重症度や予後との関連性を評価する。本研究より関連性の高いペプチドを発見することで将来的なANCA関連血管炎患者の治療成績と予後の改善が期待できる。