Research Project
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
近年、スマートフォンの普及やカメラ技術の発達により、盗撮の手段が容易化し、個室トイレや浴場、更衣室といった場所での盗撮被害が増大している。また二次被害として、撮影映像をインターネットへ拡散する行為も横行しており、被害者の心理的負担は甚大である。安心してトイレや更衣室等を利用できるような対策が必要になるが、ありとあらゆる場所に巧妙に設置されるカメラを見つけることは困難である。そこで本研究では、カメラを見つけるのではなく、カメラの視界を遮ることに着目し、個室内に煙や霧を充満させることで盗撮を防止する装置を試作し、実用化に向けての課題を明確にすることを最終目標として検証を行う。