Research Project
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
近年、工事緑化の際に従来のマメ科植物の代わりとして生態系により配慮した樹木幼苗を用いた植栽(本工法)が採用されるケースがある。これらの植樹地では、植栽後の継続調査が殆ど行われておらず、樹林の遷移状況が把握出来ていないものが多い。申請者は2014年に福井県内に造成された本工法による植樹地7か所について植生調査を行い、その成果を公表してきた。2024年は2014年の植生調査から10年の節目であり、各樹林の遷移状況を段階的に明らかにする上で重要な時期である。本研究では2014年に植生調査を行った植樹地を対象に、再び同様の調査を実施し、樹林の造成時からの段階的な遷移状況を明らかとする。