| Project/Area Number |
24K00010
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 01030:Religious studies-related
Basic Section 01020:Chinese philosophy, Indian philosophy and Buddhist philosophy-related
Basic Section 01040:History of thought-related
Sections That Are Subject to Joint Review: Basic Section01020:Chinese philosophy, Indian philosophy and Buddhist philosophy-related , Basic Section01030:Religious studies-related , Basic Section01040:History of thought-related
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| Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤原 聖子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (10338593)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥山 史亮 北海道科学大学, 全学共通教育部, 准教授 (10632218)
志田 雅宏 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 講師 (10836266)
江川 純一 明治学院大学, 国際学部, 研究員 (40636693)
久保田 浩 明治学院大学, 国際学部, 教授 (60434205)
藁科 智恵 日本大学, 国際関係学部, 助教 (60868016)
藤井 修平 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 研究員 (70974468)
木村 敏明 東北大学, 文学研究科, 教授 (80322923)
宮嶋 俊一 北海道大学, 文学研究院, 教授 (80645896)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥18,590,000 (Direct Cost: ¥14,300,000、Indirect Cost: ¥4,290,000)
Fiscal Year 2027: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2026: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
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| Keywords | 宗教現象学 / 国際宗教学宗教史学会 / 宗教学史 / 比較研究 / マクロ理論 / 学問史 |
| Outline of Research at the Start |
宗教学において、マクロな宗教比較・宗教史記述を試みた分野として20世紀中葉の宗教現象学がある。1990年代以降の宗教学の理論研究では脱構築作業が中心となったが、現在は反省を踏まえての再構築が宗教学の主要課題となっている。本課題は、宗教現象学を中心とするかつての体系的・総合的学の構築の試みと論争の歴史的文脈を明らかにするとともに、現在のマクロな比較・体系化志向の研究の国際的動向をリサーチする。
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| Outline of Annual Research Achievements |
1本課題の目的は、①宗教現象学を中心とするかつての体系的・総合的学の構築の試みと論争の歴史的文脈を明らかにするとともに、②現在のマクロな比較・体系化志向の研究の国際的動向をリサーチすることにある。 2024年度は、①については、2020~23年度の共同研究「宗教現象学の形成と論争に関するトランスナショナル・ヒストリー」の成果である論文集の内容について相互批評を行い、それを踏まえて、ヨーロッパの図書館・公文書館での資料の発掘、宗教現象学者と現代の理論家との比較、海外での宗教現象学の学問史に関する研究動向についての情報交換などを行い、それぞれが担当する宗教現象学者に関する研究を深めた。 ②については、国内外からゲスト講師を招いて3回の研究会を行った。1回目は、デンマークにおける宗教現象学の歴史と現状を概観した上で、従来の体系的・総合的宗教学のヨーロッパ中心主義性を、表象の力学に留まらず学術の制度的成立基盤から問題化するデコロニアル批評が、東アジア宗教研究にもたらしうるインパクトについて論じるもの。2回目は、進化生物学の成果を踏まえて従来の世界宗教史のナラティブを更新する、マクロ宗教史の試みの是非について議論するもの。3回目は、21世紀において国際的に最も活発に宗教学論を展開したラッセル・マッカッチョンについて、その研究の概要をまとめ、分析した報告と、イスラエルの宗教学史を概観し、国際宗教学宗教史学会(IAHR)において重要な役割を果たす研究者をたびたび輩出しながらも、総体として比較宗教学が周縁化された、独特の学術的・政治的文脈に対する理解を深める報告である。 さらに、現在のマクロな比較・体系化志向の研究の国際的動向については、文献の蒐集、アメリカ宗教学会などの国際学会への参加などを通してリサーチを進め、その成果の一部を論文化した(刊行は2025年度)。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
海外での調査や海外からのゲスト講師の受入れに関して、感染症による制限がなくなったため、予定通りに遂行することができ、充実した研究や議論を行うことができた。 また、2024年度は、本共同研究の補助事業期間終了時の成果としての出版計画を立て、出版社と仮契約を結ぶことができたため、そこから各自がバックキャスティング的に、2025~2027年の研究計画を立てることがやりやすくなった。具体的には、上記の①と②をつなぐ、国際的は著名だが国内では(主として邦訳書がないために)認知度が低い宗教学者10名余りをとりあげ、研究史上に位置づけ、ポスト・宗教現象学的宗教学が21世紀にどのように展開したかを総体的にとらえるものである。上記の研究会で行った、マッカッチョンについての報告はそのモデルケースとなる。研究会は公開で行ったが、院生からの反響も大きく、ニーズがあることを確認できた。 これは幅広い読者対象を想定した専門書だが、より最近のマクロな比較・体系化志向の研究動向を追うための調査も、大学院生のリサーチ・アシスタントを起用し、進めている。 さらに、2020~23年度の共同研究の成果の一つである、宗教学の科学性論争を歴史化し、これからの宗教学の方向性を議論した、IAHR特別会議(2023年12月開催)の内容を発展させた英文論文集の編集を進めることができた。これについては2025年度中にEquinox社から刊行する予定である。 以上のように研究の進捗状況は全体として順調だが、1年目ということで、今期の成果の刊行にまでは至っていない部分もあるため、(2)を選択した。
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| Strategy for Future Research Activity |
本課題は、A 宗教現象学の形成と論争はどのようなものだったかについての学史的研究と、B 宗教現象学の後継的研究にはどのような取り組みがあるかについての海外の研究状況のリサーチの2つの面から構成される。 Aに関しては、日英米北欧の宗教現象学と国際学会・組織の論争史、木村は日蘭インドネシアの宗教現象学と相互の影響関係史、宮嶋は日蘭独の宗教現象学史と国際学会・組織の論争史、江川は日伊の宗教現象学史と国際学会・組織の論争史、久保田は日独英の宗教現象学史と国際学会・組織の論争史、奥山は日蘭伊北米の宗教現象学史と国際学会・組織の論争史、藁科はドイツの宗教現象学史と国際学会・組織の論争史、志田はイスラエルの宗教学史と国際学会・組織の論争史をそれぞれ担当する。Bに関しては、それぞれが各地域における宗教現象学の後継的研究を調べるほか、藤井が認知科学系宗教学の動向とそれに関連する宗教現象学の後継的研究の調査を行う。 2025年度はIAHR第23回世界大会が8月にポーランド・クラクフ市にて開催されるため、その会議や、日本宗教学会の年次大会で、各自、研究成果を報告する予定である。さらに、メンバーの報告とゲスト講師の講演による研究会も複数回実施し、知見を広めるとともに分析を深める。
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