| Project/Area Number |
24K00058
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 02050:Literature in general-related
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| Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
山中 由里子 国立民族学博物館, 人類基礎理論研究部, 教授 (20251390)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒川 正剛 太成学院大学, 人間学部, 教授 (30342231)
安井 眞奈美 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (40309513)
木場 貴俊 京都先端科学大学, 人文学部, 准教授 (40816287)
佐々木 聡 金沢学院大学, 文学部, 准教授 (60704963)
黄 イク 立正大学, 経済学部, 特任講師 (10814808)
諫早 庸一 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 特任准教授 (90831397)
中西 悠喜 自治医科大学, 医学部, 客員研究員 (30896329)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥18,460,000 (Direct Cost: ¥14,200,000、Indirect Cost: ¥4,260,000)
Fiscal Year 2027: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2026: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2025: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
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| Keywords | 生態想像力 / 驚異 / 怪異 / 自然概念 / 身体観 / 宇宙観 / 境界領域 / 想像界 / 還流 |
| Outline of Research at the Start |
本研究は、近代以前の一神教文化圏と漢文化圏の人々が、身体と環境/世界/宇宙の連関を如何に想像することによって、常軌を逸脱する状況や人知の及ばない物事を理解しようとしてきたかを領域横断的に考察することを目的とする。このために、自然環境と人間の間の往還的な関係性において発動される想像力を「生態想像力」という概念で捉えたエコクリティシズムの理論的枠組みを応用し、特に、異なる身体観・宇宙観の接続点、あるいはパラダイムの転換点といった文化や時代の境界領域に焦点をあて、医学書・博物誌・天文書など、身体観や宇宙観を顕著に反映した具体的なテクストの比較を行い、文化の遷移帯における想像界の還流の実態を解明する。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、自然環境と人間の間の往還的な関係性において発動される想像力を「生態想像力」という概念で捉えたエコクリティシズムの理論的枠組みを応用しつつ、ユーラシアの人びとが、身体と環境/世界/宇宙の連関をどのように想像することによって、常軌を逸脱する状況や人知の及ばない物事を理解し、つじつまを合わせようとしてきたかを領域横断的に考察することである。異なる身体観・宇宙観の接続点、あるいはパラダイムの転換点といった文化や時代の境界領域における想像界の還流の実態を、具体的なテクストやフィールド事例の分析と比較を通して明らかにすることである。 当該年度は、本研究の前身となる共同研究「驚異と怪異―想像界の比較研究」の成果の一つである展覧会「驚異と怪異―想像界の生きものたち」を、北海道白老町にある国立アイヌ民族博物館にて開催した。新しいメンバーも加えて次の課題を展開してゆくにあたっての全体討論を、自然環境と人間の往還的な関係性において発動される生態想像力が生み出してきた表象物を展示したこの展覧会を視察をしたうえで行った。 第二回目の研究会は国立民族学博物館で行い、「自然」の概念の範囲が、ヨーロッパ近世・近代、中世イスラム世界、中国古代・中世、近世日本においてどこが重なり、どこが違うのか比較検討した。 中国語と日本語で同じ漢字であるが意味範囲が違ったり、英語に訳しにくかったりする文化的な概念(神/カミ、天、鬼、怪など)を英語でどのように説明するか、という認識論的な問題を常に意識しながら議論を行い、各自の分担領域における調査・分析プロトコールを精査した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ヨーロッパと中東、中東イスラーム世界と中国、中国と日本、そして近世以降の西洋と非西洋の接点となるような地域・時代に生み出された天文書・占術書、医学書、博物誌、錬金術・魔術関連資料などの調査を各自が国内外において行った。天変地異、異形の動植物、出産、病、死などといった驚異的・怪異的な事象や現象に関する記述に特に注目すると同時に、自然界全体の構造や仕組みに関連した重要概念を抽出し、文化の接触領域における翻訳や対話の場においてどのような知の駆け引きがあったのか検証を進めた。それと同時に、西洋近代的なnatureとしての「自然」概念のグローバルな拡散以前の知の在り方と、その在来知が脱魔術化する過程の諸相――断絶、交替のプロセス、持続した要素の背景を明らかにするための調査も行った。 国内の共同研究会を二回行い議論をし、今後、各自が調査を進め、最終的な成果にまとめてゆるにあたっての共通の理解基盤を築くことができた。
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| Strategy for Future Research Activity |
共同研究会での議論を深めながら、3年目の国際シンポジウム、4年目の英文成果論集執筆に備える。そのために、海外の研究者との交渉も行う。各自、国内外の調査を進め、関連学会等における成果発表も行う。
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