| Project/Area Number |
24K00116
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 03020:Japanese history-related
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| Research Institution | National Museum of Japanese History |
Principal Investigator |
土山 祐之 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 助教 (00963216)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 雅子 日本女子大学, 文学部, 教授 (20440084)
箱崎 真隆 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (30634414)
赤松 秀亮 別府大学, 文学部, 講師 (30844120)
藤原 重雄 東京大学, 史料編纂所, 教授 (40313192)
松田 睦彦 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (40554415)
篠崎 鉄哉 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (40781597)
村木 二郎 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (50321542)
佐野 雅規 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 特任准教授 (60584901)
田中 大喜 日本大学, 文理学部, 教授 (70740637)
長谷川 裕子 跡見学園女子大学, 文学部, 教授 (20635122)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥18,590,000 (Direct Cost: ¥14,300,000、Indirect Cost: ¥4,290,000)
Fiscal Year 2027: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2026: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
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| Keywords | 生活史 / 環境史 / 気候変動 / 北陸地方 / 地域社会 / 村落史 / 古気候 / 津波 / 民衆生活史 / 自然災害 |
| Outline of Research at the Start |
本研究は、近年飛躍的に進展した高分解能古気候データや堆積物マーカーといった自然科学的解析結果を歴史資料の一部として採用し、文献資料や考古資料等と照合して、気候変動や自然災害といった環境的要因を踏まえた中世民衆生活史像を再構築する。具体的な検討対象地は、流通・経済の結節点で、平野部には穀倉地帯が拡がる福井県九頭竜川河口域一帯で、フィールドワークを展開し、生活の実態を現地の環境・空間・様相から把握して、環境的要因に応答する地域社会の実像を明らかにする。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、自然災害や気候変動といった環境的要因と人々の生活との関連性について検討するために、調査地域における季節ごとの降水量変動を探るための年輪年層内分析の準備、福井県坂井市三国町における地質調査および坂井市上関、舟寄、上兵庫、下兵庫、蛸、河和田、上番、下番、下新庄、吉崎集落におけるフィールドワークを実施した。加えて、国立公文書館が所蔵している大乗院文書の簡易目録を作成した上で未翻刻文書の翻刻も開始し、瀧谷寺と関わりの深い醍醐寺関係史料の分析も実施した。 年輪年層内分析は、季節ごとの降水量を把握しうる分析法で、夏季降水量の復元という現在の研究状況を大幅に更新する可能性のある研究である。本年度はサンプルの選定などを中心に研究を進めてきたが、この分析を進めることで稲作のみならず畠作の気候的影響も把握することが可能となり、民衆生活史の新たな一側面を明らかにしうる見込みがある。 地質調査では複数箇所で堆積物掘削を実施し、地質資料を採取した。当該地域は天正地震による津波の有無が文献史学では争点となっているが、自然科学的な手法を用いることで津波の有無を確定することができると考える。 フィールドワークでは各集落にて複数の話者から農業や習俗についての聞き取り調査を展開し、舟寄・吉崎では歴史地理学的踏査も実施した。これらの調査で得られた知見が、どの時期まで遡及するかを確かめるために、近世における農業用水の使用についての研究も同時並行的に行っている。 本年度は以上の研究を展開してきたが、これによって自然科学/文献/フィールドワークそれぞれの成果を用いた具体的な生活史を描く素地が形成されつつある。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究では①:古気候復元の精緻化、②:地形環境と生活の場、③:生産活動と生業の変容、④:重層的な信仰構造と地域的拡がり、⑤:生活用具の分布構造という課題テーマを設定しているが、本年度はいずれもおおむね順調に進展した。 ①は年輪年層内分析のためのサンプルの選定、②は地質資料の採取とその分析、③は複数集落におけるフィールドワークの展開、④は大乗院文書の目録作成および醍醐寺関係文書の分析、⑤では越前焼分布の調査を実施している。 特に②では津波痕跡を探るための良質なサンプルを採集することができ、かつ分析も進んでいるため当初の見込み以上の成果となっている。また、③の研究を進めるために実施したフィールドワークでは、こちらも当初の見込み以上の集落で調査を展開したため、現地の暮らしについての情報を多く収集することができた。また、明治期の地籍図の撮影も実施し、次年度以降のGISデータ作成の基盤を構築した。 なお、合同の研究会を計3回実施しており、それぞれの進捗状況を都度確認できる体制をとっている。そのため、本年度は各テーマ間における議論も活発に行えたことも成果の一つと考えている。
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| Strategy for Future Research Activity |
来年度も①:古気候復元の精緻化、②:地形環境と生活の場、③:生産活動と生業の変容、④:重層的な信仰構造と地域的拡がり、⑤:生活用具の分布構造というテーマのもと研究を進めていく。 ①では年輪年層内分析を進めていくが作業量が多くなることが予想されるため、13世紀に限定して季節ごとの降水量データを構築する。②では地質調査で得られた資料の分析を進めると同時に、海岸地帯における町並みの変遷を歴史地理学的考察から検討していく。③では引き続き各集落でのフィールドワークを実施する。合わせて、坂井市・あわら市の協力のもと、明治期の地籍図を撮影し、撮影画像に位置情報を与えGISデータを作成する。④では国立公文書館所蔵大乗院文書の未翻刻文書を翻刻し、資料紹介するとともに、瀧谷寺文書の分析も進めていく。⑤では越前焼の分布を継続的に把握する。 ①~④それぞれの研究を独立的に進めていくのではなく、進捗状況を相互に確認するための研究会を複数回開催し、各自の研究・作業に反映させていく。
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