| Project/Area Number |
24K00209
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 05070:New fields of law-related
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| Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
田村 善之 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (20197586)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
蘆立 順美 東北大学, 法学研究科, 教授 (60282092)
渕 麻依子 神奈川大学, 法学部, 教授 (50771713)
山本 真祐子 群馬大学, 情報学部, 講師 (90965980)
青木 大也 大阪大学, 大学院法学研究科, 准教授 (80507799)
平澤 卓人 福岡大学, 法学部, 講師 (90815185)
小嶋 崇弘 駒澤大学, 法学部, 准教授 (80722264)
末宗 達行 金城学院大学, 生活環境学部, 准教授 (80822254)
HAZUCHA B 北海道大学, 法学研究科, 教授 (30452808)
Rademacher C 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (30609772)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2029-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥18,460,000 (Direct Cost: ¥14,200,000、Indirect Cost: ¥4,260,000)
Fiscal Year 2028: ¥5,330,000 (Direct Cost: ¥4,100,000、Indirect Cost: ¥1,230,000)
Fiscal Year 2027: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2026: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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| Keywords | ファッション / 知的財産 / 意匠 / 著作権 / デッド・コピー規制 / 知的財産法 / IP Channeling |
| Outline of Research at the Start |
ファッション業界では、ファッション・プロダクツのデザイン特有の事情により、時期や状況に応じて、複数の知的財産法制度の保護を選択的に活用するIP Channeling 戦略がとられている。本研究は、こうした実情を踏まえたうえで、各種知的財産制度間の接続と調整を図るIP Channeling 政策が不可欠であるとの観点からファッションIPローという理論領域を構築し、具体的な制度設計につなげる。
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| Outline of Annual Research Achievements |
ファッション業界では、ファッション・プロダクツのデザイン特有の事情により、時期や状況に応じて、複数の知的財産法制度の保護を選択的に活用するIP Channeling(以下、IPC)戦略がとられている。本研究は、こうした実情を踏まえた上で、各種知的財産制度間の接続と調整を図るIPC政策が不可欠であるとの観点からファッションIPローという理論領域を構築し、具体的な制度設計につなげることを目的とする。 初年度である本年度は、共同研究の場として、「ファッションIPロー研究会」を創設し、定期的な会合を行った。そこでは、創設企画として、研究代表者の田村からIPC政策という観点からみたファョション・ローの課題と対応策の展望に関して総論的な発表を行った。 総論研究に基づいて各分担者が展開に着手した各論に関しては、これらの論点に加えて、とりわけ生成AIがデザイン開発の現場で頻繁に用いられるようになっているという実態を踏まえ、生成AIが著作権、意匠権、デッド・コピー規制等の各種知的財産制度に与える影響という観点からの研究を進め、各種の研究会やシンポジウムを挙行したり、国内外の研究会やシンポジウムに参加した。とりわけ、WIPOのAI政策ビジョンのディレクターを招いて実施した国際シンポジウムでは、研究代表者が登壇し、大きな成果を得ることができた。 あわせて、本研究に先行して着手していた実務家との共同研究も順調に進んでおり、その成果を有斐閣Onlineロージャーナル誌上で「ファッション・ローと知財」という連載として継続的に刊行している。こちらの成果は、事前の準備段階で、本研究の成果を研究者が惜しみなくつぎ込むとともに、実務家との交流によりさらに磨きをかけるという手法を採用しているため、その内容は、これまで他の文献には見られない各種実務的な論点に対して斬新な対応策を次々と打ち出すことに成功している。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ファッションを機能的な色彩が薄いデザイン・プロダクツと広く定義した場合、そのようなファッションは多様性、多品目性、可変性という特徴を有するため、事前に何がヒットするか予測困難である反面、大量に商品が開発されるために、意匠登録が非現実的であることが多く、他方、機能に関わっている以上、長期にわたって広汎な規制を実現する著作権の保護にもなじまないため、デッド・コピー規制に期待することになるが、保護期間が限られており、その間に少なくとも長期的に有名として周知表示の保護につなげ、最終的に全国的に有名にして立体商標登録に持ち込むというIPC戦略を現場では採用している。本研究はこうした実務的な知見を法学の世界に取り込むことに成功するとともに、こうした現場に対する認識に基づいて、仮に隙間のない保護を実現するというIPC政策を採用するのであれば、とりわけ意匠権の新規性喪失の例外規定の運用、応用美術の著作物性の成否、デッド・コピー規制の保護期間、周知性要件における知的財産権の保護の影響払拭説、立体商標が記述的表示に該当する要件等、制度間の境目に関する論点が特に重要であるという分析を披露した。その上で、かような隙間のない保護を実現するという政策を採用するか否かということ自体は、それにより産業が発達するか否かは実証が困難である以上、政治的な選択の問題であり、本研究はそのような政策を採用するという政治的な選択がなされた場合にその実行策を提示するものであるという、本研究の力の及ぶ領域を画定した。 こうした本研究の総論的な分析は、現在進行中の各種の各論研究を体系的・整合的にまとめあげていくための基盤を提供するものといえる。各論においても、著作物性やデッド・コピーの範囲に関する研究などの伝統的な論点や、 AI、メタバースなどの新たな技術的環境の変化に応じた制度改革の論点の双方に目配りをした研究を遂行した。
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| Strategy for Future Research Activity |
本研究の基盤となる「ファッションIPロー研究会」を継続的に実施しつつ、実務家との共同研究を並行させ、実務と学問の協働という本研究の企図を引き続き成果に結びつける作業を継続する。引き続き国際的なものも含めてシンポジウムやワークショップを通じて、内外の知見の獲得に努める。 そのうえで、本研究の総論に関しては、社会に還元するとともに幅広い知的交流を促すために、早期にこれを発表する予定である。 または、各論に関しては、前記「ファッション・ローと知財」の連載を継続するほか、特にデッド・コピー規制、AIと著作権について従前の裁判例や文献を渉猟し、論点を網羅した大型の成果を公刊するなど、成果の研磨と公表に邁進する。
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