| Project/Area Number |
24K00281
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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| Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
河野 英子 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (40352736)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高石 光一 亜細亜大学, 経営学部, 教授 (00350710)
福嶋 路 東北大学, 経済学研究科, 教授 (70292191)
竹内 竜介 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (30607940)
大沼 雅也 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (30609946)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥15,210,000 (Direct Cost: ¥11,700,000、Indirect Cost: ¥3,510,000)
Fiscal Year 2027: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2026: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
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| Keywords | 医療 / 制度化 / AED / PAD |
| Outline of Research at the Start |
本研究は、新しい医療(自動体外式除細動器(AED)を使用した市民による救命「市民による除細動(PAD)」)を分析対象に、多様な主体間の相互作用による制度化過程を明らかにするものである。米欧アジアへと普及したが、地域により法制度の内容やAEDの設置台数、市民によるAED使用率が異なること、なかでも市民によるAED使用率が少数の地域以外では低く、市民の行動変容が進まないこと、が問題視されてきた。 本研究では、なぜ地域によりそのような差異が生じているのか、制度化過程でどのような相互作用があるのかを、救急医療分野の知見をも活用しながら明らかにする。成果は、制度論、救急医療研究への貢献が期待できる。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、新しい医療を分析対象に、多様な関係主体間の相互作用による制度化過程を明らかにするものである。取り上げるのは、自動体外式除細動器(AED)を使用した一般市民による救命を意味する「市民による除細動(PAD)」である。 令和6年度は、第一に、新しい医療が制度化されていく過程に関する理論的な検討、第二に、上記検討のなかで、AEDを使用した救命行動を行う個人の意識に焦点をあてたアンケート調査の分析を行った。併せて、これら二つの作業に基づく論文執筆および学会発表準備を行った。 一つ目については、理論的な検討を行うとともに、AEDおよびPADの普及が進展している台湾について調査を行い、導入後発国でありながら、戦略的かつ統合的な普及に成功している制度化のメカニズムについて分析を行った。救急救命医の国境を越えたネットワークにおける情報交換と、台湾の救急救命医のリーダーシップによる多様な主体間の効果的な連携の有用性が示唆された。成果をワーキングペーパーとしてまとめるとともに、比較対象となる地域(メキシコ、大和市等)について調査を行い、制度化過程に関するさらなる検討を進めている。 二つ目については、救急医療研究の成果に着目しながら、社会心理医学におけるバイスタンダー効果等の知見を適用した分析を行い、医療系の国際学術雑誌に投稿し、採択された。アンケート調査による分析を個人の特質の面からさらに深め、国内医療系学会で発表を行うべく整理を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和6年度の作業は、概ね順調に進んでいる。その理由としては、第一に、制度化過程についての分析をワーキングペーパーとして整理することが出来たこと、またその整理をもとに今後の発展的な調査に向けて比較対象地域の選定等、具体的な方向性を定め、次段階の調査を進めることが出来たことがあげられる。第二に、医療系国際雑誌を通じて研究成果を公表することができ、また次の学会発表に向けた準備を進めることが出来たこともあげられる。これらを受け、全体として順調な進展であったと評価している。
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| Strategy for Future Research Activity |
来年度は、第一に、国内の医療系学会で発表を行うことで、医療系研究者の方々との議論を深めることを通じて分析内容の精緻化を図る。特に、救助行動に及ぼす負の要因、正の要因について、救急医療の研究成果と社会科学的知見を統合した分析を行うことで、行動変容を促進する条件について検討を加える。 第二に、AEDおよびPADに関わる新しい制度の先進地域と後進地域の比較検討を行うことを通じて、制度化過程における障壁の存在、およびその障壁が克服される要因に関する分析を深める。こうした作業を通じて、制度化過程についての理論的な検討を深め、学会発表、論文投稿を通じた成果のさらなる公表を目指す。
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