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ペナン島の世界遺産歴史地区に生き続ける海上移民集落の空間構成と住環境の形成原理

Research Project

Project/Area Number 24K03225
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 90010:Design-related
Research InstitutionKobe Design University

Principal Investigator

長野 真紀  神戸芸術工科大学, 芸術工学研究科, 教授 (10549679)

Project Period (FY) 2024-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2024)
Budget Amount *help
¥7,540,000 (Direct Cost: ¥5,800,000、Indirect Cost: ¥1,740,000)
Fiscal Year 2026: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Keywords住まいの仕組み / 定住化 / 水上居民 / 生活実態 / 歴史遺産地区 / 海上集落 / 移民 / 住まいのかたち / デザイン原理
Outline of Research at the Start

建築形態、居住様式、社会構造の3つの相関性から導き出される領域から、ペナン島の海上集落における住まいの普遍性と空間特性を探る。臨地調査を主軸に展開しながら、環境特性、民俗性、時間軸、機能性の面から集落の空間構成とそのデザイン原理について分析・考察する。そして、華人の移住文化を特徴づける居住形態の変遷と地域の普遍的価値を捉え直し、場所への順応方法と地域固有の空間作法を探求する。

Outline of Annual Research Achievements

2024年度は、フィールドサーベイおよびマレーシアの公文書館で資料収集を実施した。現地では、①住居と海との関係、②隣家との距離、③屋根形状、④桟橋と住居入口の接続を確認するため連続立面を記録・実測し、図面を作成した。住居間の距離が近く通路幅が狭いため、軒高・軒の出、妻壁の棟周辺の確認が難しく、高所棒を使用した撮影や住居2階部分からの撮影を試みた。その結果、商業区25戸の詳細立面と写真撮影を遂行することができた。昨年度まで研究資料(居住区15戸)と合わせて合計40戸の住居立面を確認した。さらに、複数の姓が集まって居住している集落にて、住居の平面実測を実施した。この集落は政府主導で建築された建物群のためデザインや規模が統一されている。これまで実測してきた自力建設の住まいと比較してみると、内部の間取りに大差はないが、浅瀬に立地しているため海との関係性や増築時の隣家との調整方法に違いが見られた。現地の生活環境を把握するため、集落入口付近の店舗を構える住戸にて、2日間の温湿度計測を行った。日中は常時開放され空調機器が稼働していないため、平時の室内環境を記録することができた。また、集落の19カ所を撮影ポイントに定め、赤外線サーモグラフィカメラで1日の温度分布を計測した。温湿度および温度分布の記録は、これまで収集してきたデータと合わせて分析資料とする。
マレーシア国立公文書館では、館内の閉架書庫にある24種類の資料を対象に約300-400データの検索を行い、研究対象地の地図、古写真、計画図等の資料を探し出すことができた。年代の古い資料から現物確認を行い、本研究に必要な資料を収集することができた。地図に関しては、都市計画地域外であったため、参考にできるものが残っていなかったことが明らかになった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

8月と12月に実測調査および文献調査を実施した。当初予定していた年度末の現地調査が遂行できなかったが、各資料の分析から本研究の第一の目的である集落の形成過程が明らかになってきた。研究対象地の全7集落のうち、最大規模を誇る集落は130年の歴史の中で拡張を繰り返してきた。現在は世界遺産地区の建築規制を遵守しながら、住まいのかたちとその空間構成を維持している。それらを解明するための空間変遷と現在の暮らし方について、住民へのヒアリングや実測調査から分析資料の蓄積ができた。
マレーシア国立公文書館はインターネットで閲覧できるデジタル資料が限定されており、その数と種類も非常に少ない。現地での検索を通して未公開の保存記録を確認することができ、所蔵されていない資料の種類も把握することができた。

Strategy for Future Research Activity

研究2年目となる2025年度は、全4回の現地調査を予定しており、居住空間、集落空間、構成とデザインに関する各調査項目に取り組む。具体的には、住まいの実測と暮らしの記録を通して、空間の配列、変化への対応、温湿度環境、陸および海からの見え方、公共空間の使い方について分析・考察する。これらの調査結果から、本研究の第二の目的としている住居の集合原理、暮らし方の実態を読み解いていく。また、国内外の研究協力者とともに、建築や住まいに関することだけでなく、地域コミュニティや社会構造に関する内容についても追究し、研究会を通して研究対象集落の全体像を共有していく。

Report

(1 results)
  • 2024 Research-status Report

URL: 

Published: 2024-04-11   Modified: 2025-12-26  

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