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土着的、自生的近代思想としての東学・天道教と開闢思想

Research Project

Project/Area Number 24K03424
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 01040:History of thought-related
Research InstitutionSeikei University

Principal Investigator

辺 英浩  成蹊大学, 法学部, 客員研究員 (50264693)

Project Period (FY) 2024-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2024)
Budget Amount *help
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Keywords東学 / 儒教 / 開闢 / 人格神 / 檀君神話 / 侍天主 / 人乃天 / 土着的近代 / 天道教 / 人格
Outline of Research at the Start

本研究は「土着的、近代思想としての東学(天道教)と開闢思想」(基盤C 20K00105、2020~2022年、2023年延長)を継承している。東アジア近代史の分岐点となった日清戦争は1894年に東学農民軍への対応を契機として起こったが、この政治的重要性に比して東学の思想内容に関する研究は従来乏しかった。本研究の目的は土着的、自生的近代思想を朝鮮・韓国の伝統思想、特に東学(1860年創始、1905年天道教と改称)などの開闢思想の中から取り出し、他地域の思想との比較素材を提供し、その世界史的意義を明らかにしようとするものである。またそのため日本の学会への貢献のため教祖の資料翻訳をすすめる。

Outline of Annual Research Achievements

本研究は「土着的、近代思想としての東学(天道教)と開闢思想」(基盤C 20K00105、2020~2022年、2023年延長)を継承している。東アジア近代史の分岐点となった日清戦争は1894年に東学農民軍への対応を契機として起こったが、この政治的重要性に比して東学の思想内容に関する研究は従来乏しかった。本研究の目的は土着的、自生的近代思想を朝鮮・韓国の伝統思想、特に東学(1860年創始、1905年天道教と改称)などの開闢思想の中から取り出し、他地域の思想との比較素材を提供し、その世界史的意義を明らかにしようとするものである。
本年度は檀君神話のみならず、朝鮮実学者の丁茶山(名は若鏞、1762~1836年)との比較を通じて東学の神観念を「人格神」、「民族の守護神」という面から再検討した。「天主」はマテオリッチの『天主実義』が中国からもたらされて以後使用された漢字言葉で、それ以前は「天」「上帝」が使用されており、当時の文脈では天主という言葉は西教(カトリック)を意味していた。丁茶山は慎重に天主を避け上帝という言葉を使っていた。崔済愚の場合、天神問答にて神は「上帝」と自称したと表記されたが、呪文などでは韓国固有語ハヌルニムを自覚的に天主と漢字表記した結果、朝鮮王朝より西教として弾圧された。この点でさらなる検討が必要となった。また民族の守護神という点で「東」が世界の最上位であることを含意していた点を検討した。丁茶山の東夷が中華に上昇しえるという説明、大東水経などを崔済愚の東学と対比した。
崔時享の史料翻訳については、注釈、解題を検討しているが、韓国で2025年度中に新たな発掘史料を含む書籍がでるとのことで、その新史料も含めるため刊行を待つこととした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

東学の神観念を檀君神話や東学との接点が多い実学者などと比較検討することで、今までの研究では検討されなかった人格神、民族の守護神という点からの解明をすすめることができた。東が民族の守護神という観点からの検討が有効であることを明らかにした。また天主がカトリックの神の漢字翻訳語として朝鮮にもたらされ、天主がそのまま西教(カトリック)として受け止められ弾圧対象とされることは予測され、丁茶山などは慎重に天主という言葉を回避していた。崔済愚も東学開唱時に神との対話で上帝をハヌルニムの漢字翻訳語としていたが、その後天主と記述するようになった。その結果朝鮮王朝から弾圧されたが、崔済愚はなぜに天主を漢文での翻訳語表記としたのか、検討すべき課題が現れた。
崔時享の史料翻訳については、韓国の研究者から2025年度中に新たな発掘史料を含む書籍がでるとの情報がもたらされたため、新史料の収録と検討のため少し待つ時間が必要となった。

Strategy for Future Research Activity

天、上帝、そして『天主実義』からもたらされた天主、この3つの漢字語をめぐる神観念を一層掘り下げる必要がある。東学の東も、中国から見て東、西洋からみて東などを超えた意味があるようであり、大地が方形という観念の成立に伴って生まれた中心がるという固定観念から離れて、中心のない檀君神話の時代、17世紀以降の地球球体説、地転説の受容以後の意味変化を含めて一層の掘り下げが必要である。
民衆化を一層進めた事人如天、敬愛の対象を物にまで拡大した三敬思想(敬天・人・物)など崔時亨についての注釈、解題や翻訳作業を継続してすすめていく。

Report

(1 results)
  • 2024 Research-status Report

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Published: 2024-04-05   Modified: 2025-12-26  

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