| Project/Area Number |
24K03455
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 01050:Aesthetics and art studies-related
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| Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
手塚 惠美子 日本女子大学, 国際文化学部, 研究員 (10339484)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2027: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2026: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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| Keywords | 近現代日本 / 公共芸術 / パブリックアート / 壁画 / 壁面装飾 |
| Outline of Research at the Start |
本研究は、近現代の日本における壁画の歴史と作例を総合的に調査・研究し、特に公共空間に設置された壁画の歴史的・社会的意義を明らかにすることを目的としている。近代から現代にかけて公共空間に設置された壁画(壁面装飾)の系譜を提示し、特に壁画制作の背景となった「公共」の概念の変遷を軸に、美術と社会の関係性という視点から作品群を捉え直す。そして、パブリックアート/公共芸術の流れの中に壁画作品の位置づけと意義を再考する。
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| Outline of Annual Research Achievements |
研究期間の初年度にあたる2024年度は、研究対象となる国内の壁画作品の中から多数の現存作品と関連資料の調査を行った。 主要な現存作品としては、新潟県新発田市・蔵春閣の壁面装飾と床モザイク、愛知県瀬戸市では洋画家・北川民次の原画によるモザイク壁画・陶板壁画、愛知県名古屋市ではモザイク作家・矢橋六郎が制作したモザイク壁画、香川県高松市・丸亀市では洋画家・猪熊弦一郎作陶板壁画などを実見・調査し、あわせて訪れた地域に見られるパブリックアートの壁面作品を多数巡覧・調査した。また、作品所在地で関連資料の調査・収集を行い、関連展覧会を訪れ、関係者からの情報収集にも力を入れた。 研究期間以前からの作品・資料の調査研究に加えて、今年度は、蔵春閣(1912年)の装飾から、北川民次作品(瀬戸市民会館壁画1958年、瀬戸市立図書館 1970年)、矢橋六郎作品(大名古屋ビルチング 1962年、愛知県庁西庁舎 1964年、中日ビル 1966年、名城大学八事キャンパス 1976年)、猪熊弦一郎作品(香川県庁舎 1958年、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 1991年)、東京に残る矢橋六郎や岡本太郎の作品、そして彼らと同時代の作家による各地の壁画や壁面のパブリックアートを広く調査し考察することが出来た。そこからは、近現代の壁画が、建築装飾から総合芸術へ、そして建築と芸術のコラボレーション、公共空間における人々へのメッセージへと歩みをすすめてゆく過程をたどることができ、研究課題に関する多くの知見を得た。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は研究期間の初年度として、これまで未見であった作品を実見・調査すること、その関連資料と関連情報の収集を行うことを第一の目標としていた。実見が叶わなかったものもあった一方で、新たに調査対象に組み入れて実見した作品もあり、関係者のお話もうかがうことができ、結果として多数の作品の調査体験を蓄積し、各所で関連資料を収集することが出来た。 また、今年度は来年度の海外調査へ向けた予備調査も目標としていた。国内の壁画作品に影響を与えた海外の作家や作品、事象に関する資料に当たり、時代背景や社会的背景の整理・考察にもつとめた。 初年度の計画はおおむね順調に進んだと考えている。
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| Strategy for Future Research Activity |
2024年度の調査を踏まえて、2025年度はその成果を整理し考察を深めるとともに、これまで調査が及ばなかった国内の壁画作品や、新たに研究対象として挙がってきた作品を実見・調査し、研究機関での関連資料・関連情報の収集につとめる。海外調査としては、フランス(パリ、パリ近郊)、オランダ(アムステルダム、ハーグ)、イギリス(ロンドン、ブリストル)などで、作品調査と資料調査を行う。 当初予定していた研究対象作品の範囲は、調査研究を重ねるにつれて、近年制作されたパブリックアートやグラフィティ、ミューラルなどの壁面作品、現在あるいは近い将来に制作される現代アートにまで広がってきている。公共空間の壁面に見られるアートを、長い歴史的スパンと表現の多様性を視野に入れて幅広く調査研究することから、研究テーマである公共空間における壁画の歴史と意義を、重層的に考察できると考えている。そして、次の段階として、研究テーマの時間的・作品的範囲を絞り込み、最終的な論文執筆につなげていく予定である。
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