| Project/Area Number |
24K04200
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 03020:Japanese history-related
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| Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
籠橋 俊光 東北大学, 文学研究科, 教授 (00312520)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小幡 圭祐 山形大学, 人文社会科学部, 准教授 (30770127)
加藤 諭 東北大学, 学術資源研究公開センター, 教授 (90626300)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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| Keywords | 日本史 / 史料研究 / 献金 / 寄附 / 公私文書 |
| Outline of Research at the Start |
本研究は、日本近世から近代を通貫する視座から、従来の日本近代史研究では積極的には取り上げられてこなかった献金・寄附の理念と実態を通じて、地域変容や近代化過程を再考するものである。日本近世に一般的であった献金が、日本近代の寄附にどのように影響を与えたのか、そして寄附が地域変容や近代化にどのような役割を果たしたのかを、行政文書のみならず、個人・民間文書など私文書をも分析の対象として考察する。
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| Outline of Annual Research Achievements |
今年度は1回の研究会を実施し、今後の全体的な研究方針を確認すると同時に各班における研究目標等を策定した。以後、各班の研究実績を示す。 近世班では、東北諸藩のなかでも献金行為が盛んに確認できる陸奥国仙台藩を対象に定めた。今年度は、同藩の武家文書の一つとされる仙台諸家文書に含まれる陸奥国遠田郡田尻村山田家関係文書を事例として、主に近世後期における糀商人の献金活動と格式上昇の関係と影響について検討した。 近世近代移行期については、東北地方の中でも山形県を中心として考察を行った。山形県の県庁所在地である山形市は、江戸時代以来、最上紅花の商いで財をなした商人層が都市の中核をなし、山形藩からの要望に基づき多額の献金を行ってきたが、1898年(明治31)に設置された陸軍歩兵第三十二連隊の誘致、ならびに1920年(大正9)に設置された山形高等学校の誘致に際しても、設置費用の寄付に際して主導的な役割を果たしていたこと、その一方で紅花商にとどまらない広い層からの寄付も同時に存在していた点を明らかにした。また、近代から現代において寄付がどのような経緯で生み出されていったのかを、民営水族館で度々運営危機に見舞われた鶴岡市の加茂水族館を事例に検討を行った。 近代班では、近代における寄附や献金を通じた高等教育機関の拡張に着目し、本年度は、東北大学や北海道大学等の国立大学アーカイブズに所蔵される戦前戦時期の大学の研究体制から、寄附と研究助成の系譜について分析をおこなった。 また寄附や研究助成を大学運営面からだけでなく、研究者の人物像と結びつけて分析すべく、東北大学で最長級の総長在任期間を誇った本多光太郎について考察を試みた。合わせて百貨店等民間企業における寄附や社会貢献のあり方について、その特質を調査し、その成果を国際ワークショップ等での発表等を通じて行なった。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今後の研究方針を確認し、分担者ごとの問題関心に従っておおむね順調に研究を進展させていると評価できる。
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| Strategy for Future Research Activity |
現段階において次年度以降の研究の基盤を形成できており、今後はそれにしたがって各分担者が研究を進展させていく予定である。
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