| Project/Area Number |
24K04225
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 03020:Japanese history-related
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| Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
黒羽 亮太 山口大学, 人文学部, 准教授 (90867392)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2027: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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| Keywords | 朝廷文書 / 儀礼 / 政務 / 平安時代 / 仁王会 |
| Outline of Research at the Start |
本研究では、朝廷文書(とりわけ壬生家文書の中に残された仁王会文書)と、それに関連する史料の分析を深化させ、古記録を用いた儀礼・政務分析と組み合わせることにより、平安時代の儀礼・政務、およびその変容を具体的に明らかにすることを目指す。〈定―文書(定文)―儀礼の有機的関係〉に注意を払うことによって、平安時代の政治構造とその展開過程を、従来にない新たな視角から描出したい。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は朝廷文書を活用して平安時代の儀礼・政務、とりわけ平安時代における変容に関する分析・検討を行うことを目的とし、その主たる素材として、官務家小槻氏の後裔壬生家に残された文書群の中から、仁王会文書を取り上げるものである。また、未翻刻史料についての翻刻も進める。 検討に当たっては、これら史料の実見から得られる情報も活用するが、本研究の初年度にあたる本年度は、これまでの調査によって得られている情報の整理、および刊本史料の再精査を中心に研究を進めた。これは未翻刻史料の一部に欠損が有り、当該史料のみでは理解の難しい箇所が存在するからで、他の史料から明らかになる事柄を事前に析出する作業である。その結果、すでに知られている史料の中にも関連記事を見出すことができたが、これら関連記事については、これまでの研究の中では十分に検討されてこなかった事柄であることも分かってきた。すなわち、未翻刻史料の準備として行った関連記事の収集により、新たな論点が浮上してきており、本研究課題が学問的な広がりのある非常に魅力的なものであることが、改めて実感できた。逆に言えば、(計画段階では気付かなかった)やるべき事が多く見つかったと言え、この作業は次年度(以降)も継続して行いたい。 なお、本年度はこれらの作業による副産物として、①仁王会の問題、②外記役と諸大夫層の問題、③文書作法としての私印の問題について、それぞれ研究報告を行った。①については本研究に直接的に結びつくものであり、文書化による公表を目指している。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画以上の「気づき」はあったが、それらを十全に調べ尽くすことが本研究課題の期間内において可能であるかは不透明であり、ひとまずは、以上のように判断する。
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| Strategy for Future Research Activity |
引き続き史料の検討を進め、未翻刻史料についての翻刻作業を行う。事前作業として刊本史料からのカードとりによる情報整理を続けてきたが、初年度の検討の結果、論点が多岐にわたっていることが判明したため、論点ごとに情報を整理し直す必要が出てきた。現状は、ひとまずノートにとる作業を行っているが、よりよい方法を検討し、翻刻にもつなげていきたい。 また、これらの作業によって明らかになった事柄については、順次成果を公表できるように努める。とりわけ初年度に口頭報告をおこなった仁王会に関する問題については、本研究に直結するものであり、早期に文書化を目指すとともに、次年度以降の研究にも活用していきたい。
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