| Project/Area Number |
24K04279
|
| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 03030:History of Asia and Africa-related
|
| Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
梅村 尚樹 北海道大学, 文学研究院, 准教授 (40847084)
|
| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2029-03-31
|
| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
|
| Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2028: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2027: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2026: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
|
| Keywords | 宋元代 / 文集史料 / 朱子学 |
| Outline of Research at the Start |
10世紀以降の中国は、士大夫層が政治・社会・文化の各方面で重要な役割を果たしたと言われるが、その具体的変遷がどのようなものであったのかは、いまだ十分明らかになっていない。とくに、宋代に形成された士大夫社会の様相が、元代になってモンゴルに統治されてもなお継続し、明代へと接続していった理由は、十分に明らかにされていない。 本研究は、朱子学の展開と浸透を軸としながら、主に士大夫個人が書いた文章である文集史料を利用して解明するものである。とくに「記」という一連の史料群を網羅的・統計的に分析することで、宋から明初に至る中国社会の変遷を、社会文化・思想文化の面から描くことを目的とする。
|
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は中国宋元代の文集史料、とりわけその中でも「記」と呼ばれる文体の史料群を集中的に読解することにより、宋元時代の士大夫社会と思想状況との関わりを明らかにしようとするものである。 初年度に当たる2024年度は、これまで行ってきた「記」の史料整理のうち不足していた部分を進ることができた。具体的にはこれまでも注目してきた北宋期の蘇軾の記と、南宋期の魏了翁の記、さらには宋末元初の劉辰翁の記を改めて資料収集し、欠けている部分がないかを含めて再調査を行った。 そのほか、国際学術雑誌である『中國史學』から研究整理論文の依頼があったため、本研究課題と関連する宋代士大夫社会についての研究状況をまとめた。1950年代以降から長期にわたる研究動向の変化について、とくに国際的な研究の展開を重視したものである。この内容は、『中國史學』誌上に掲載済である。 ほかに中国哲学・中国文学に関わる最も大規模な国内学会(日本中国学会)において、書評シンポジウムのパネリストをつとめた。朱熹の『小学』を題材とした研究に対する書評コメントを行い、宋代史料の史料論について言及したほか、宋~清に至る『小学』受容の展開を、朱子学の受容そのものとより関連づけて論じることができるのではないか、という提言を行った。その内容は、近日中に誌上およびweb公開される予定である。 これら成果はいずれも、宋元時代の士大夫社会がこれまで国内外でどのように理解されてきたのか、それに対して今後どのようなアプローチで研究を進めていくべきなのか、提言するものである。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度に当たる2024年度は、一部残されていた資料整理を進めることができたほか、当該研究の意義を改めて学術雑誌上で発信できた。今後の計画を変更する必要はなく、おおむね順調に進捗していると言える。
|
| Strategy for Future Research Activity |
研究課題の2年目となる2025年度は、予定通り史料の読解を進めればよいので、研究推進の方針についてとくに変更はない。
|