| Project/Area Number |
24K04343
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 03050:Archaeology-related
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| Research Institution | Tokyo National Museum |
Principal Investigator |
谷 豊信 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, その他部局等, 客員研究員 (70171824)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市元 塁 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部, 室長 (40416558)
宮田 将寛 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部, 専門職 (90737503)
犬塚 将英 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 保存科学研究センター, センター長 (00392548)
佐々木 由香 金沢大学, 古代文明・文化資源学研究所, 特任准教授 (70642057)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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| Keywords | 封泥 / 高精細X線CTスキャナ / 成分分析 / 植物の品種同定 |
| Outline of Research at the Start |
高精細X線CTスキャナによる封泥を撮影し、画像加工を行なって、封泥に残された紐や植物などの痕跡を示す鮮明なCT画像を作成する。さらに特徴的な封泥を選んで、精度の高い成分分析を実施する。作成したCT画像と成分分析の成果に基づき、封泥の作成手順と粘土採取地の解明を目ざす。さらに中国考古学の最新の成果と対照して、古代中国の封泥に関する幅広い考察を行なう。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本科研は、令和3~5年度に実施した科学研究費による、高精細X線CTスキャナを利用した古代中国封泥の研究の継続であり、令和6年度はその第一年目である。東京国立博物館所蔵の古代中国の封泥65点のCT撮影を行い、内33点について基礎的な解析を終え、その内の18点について科学研究費により分析・公表に資するデータ加工を外注で実施した。過去3か年度の調査は漢時代の官印封泥を中心としたが、令和6年度は秦時代の官印・私印封泥、漢時代の宗教印封泥など、従来手薄であった時代と分野を中心とした。これにより、過去3か年度の成果と合せ、従来、肉眼観察と写真・拓本による記録に頼っていた封泥について、封泥の表面および内部の正確な三次元情報がいっそう充実することになった。 過去3か年度は、ノイズの発生を恐れ封泥を1個ずつCT撮影していたが、複数個を一度に撮影してもほとんど問題ないことがわかったため、令和6年度に過去3か年度分に匹敵する数の資料の撮影を行うことができた。また経験の蓄積により、撮影直後の基礎的な解析で相当量の情報を得ことができるようになり、その所見に基づいてデータ加工についても的確な指示がだせるようになった。このため外注作業の能率もあがり、経費を効率的に使用することが可能となった。 また中国陝西省西安市で、新出土封泥の調査を行い、分析に資する情報を得た。 研究成果の一部を中国で発表したところ、中国ではまだ行なわれていない新しい研究手法によって成果をあげていると注目をあつめた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定を上回る数の封泥をCT撮影し、多くのデータをえることができ、外注によるデータ加工も予定通り進めることができた。これにより、封泥の成形手順・使用方法の復元研究に資するデータが順調に蓄積している。令和6年度は成分分析および封泥内部に含まれる植物の種子などの分析を進めることができなかったが、今後、条件を整えて実施する予定である。
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| Strategy for Future Research Activity |
予定通り、封泥のCT撮影、データ加工および解析を進めると共に、成分分析および封泥内部に含まれる種子痕跡の同定などを行い、関連する考古資料とも比較対象のうえ、古代中国の封泥の材料、成形方法および使用方法に関する研究を進める。
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