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An Empirical Study of the Metallurgical System of the Late Bronze Age in Eastern Kazakhstan

Research Project

Project/Area Number 24K04351
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 03050:Archaeology-related
Research InstitutionSoka University

Principal Investigator

荒 友里子  創価大学, 文学部, 非常勤講師 (90783853)

Project Period (FY) 2024-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2024)
Budget Amount *help
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Keywordsカザフスタン / 青銅器時代 / 銅生産遺跡 / 青銅器製作 / 古代の鉱山開発 / 冶金体系 / 銅生産 / 鉱山 / 青銅器
Outline of Research at the Start

採鉱・製錬・鋳造といった金属器を得るまでの活動、すなわち冶金活動は歴史上、各地域・各時代の人間社会の在り方と強く結びついてきた。本研究は、カザフスタン東部の後期青銅器時代の鉱山-銅生産遺跡の発掘調査を行い、その成果を基軸として、ユーラシア草原地帯中部の後期青銅器時代の冶金体系モデルを提示し、その冶金体系の中でカザフスタン東部が果たした役割を明らかにする。そしてその背景にあった社会構造や流通システムについて検討する。

Outline of Annual Research Achievements

本研究は、青銅器の生産に関わる技術・生産体制・流通システムを「冶金体系」とし、青銅器が広く安定的に供給されるようになったユーラシア草原地帯の後期青銅器時代の冶金体系の中で、カザフスタン東部が果たした役割を明らかにするものである。カザフスタン東部に着目する理由は、古代銅生産の拠点の一つであり青銅の主な添加物である希少金属錫の産地であるにもかかわらず、冶金関連址や冶金関連遺物の研究事例が不足しているためである。したがって本研究では、カザフスタン東部の銅生産関連遺跡の発掘や各研究機関所蔵の考古遺物の資料調査を主軸としている。
2024年度は、本研究の中心的な基礎資料となるコクタス遺跡の発掘調査を行った。コクタス遺跡は銅鉱山中にある銅生産・青銅器製作遺跡で、2019年から現地研究者によって調査が進められており、2022年から筆者も参画している。これまでの調査により石列を伴う建物群や各種冶金関連遺物が出土している。年代はC14年代測定により前1500年~前1430年頃と考えられ、出土土器の特徴もこの年代と矛盾しない。
本年度は発掘区1の、スラグの集積が発見されたグリッド周辺を拡張した。その結果、建物の建材の列、鉱石が大量に詰まったピット、そして灰と木炭が堆積し底部付近からイヌ4頭の骨と散乱したヒツジの骨が出土したピットが確認された。この動物骨の間からは青銅製短剣が出土している。本発掘区では青銅器の出土は多くなく、この短剣は当遺跡でどのような青銅器が作られていたかを検討するための貴重な手がかりとなる。このほか、他のグリッドや建物と同じくスラグや湯玉が散見された。
コクタス遺跡以外の鉱山遺跡・冶金関連遺跡の情報収集にも力を入れた。その結果、ボズシャコル遺跡やセミヤルカ遺跡などに関する新情報を入手することができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

計画通りコクタス遺跡の発掘調査を実施し、新たな遺構や、これまで当遺跡では未発見であった青銅短剣、そして完全体の犬の骨が4体まとまって出土するなど、一定の成果を挙げることができた。これらは本遺跡での青銅器製作の実態や、本遺跡の性格を検討する上で手がかりの一つになると言える。
また、現地研究者からの情報提供や文献調査によって、カザフスタン東部の後期青銅器時代銅生産・青銅器製作遺跡に関する情報をアップデートできたことも、本研究にとって大きな収穫であった。次年度(2025年度)実施予定のコクタス遺跡や他の冶金関連遺跡出土資料の資料調査に向けての準備も順調に進んでいる。
こうした状況から、本研究は現在まで概ね順調に進展していると言える。

Strategy for Future Research Activity

2025年度は、コクタス遺跡でこれまで出土した青銅器約50点や、他の同時代冶金関連遺跡から出土した青銅器と、冶金関連土器など冶金関連遺物の資料調査をおこなう。この資料調査は10月に行う予定である。対象とする遺物はトライグィロフ大学ほか各地の博物館などに散在しており、各遺跡のどの遺物がどの機関にあるのかを精査し、また各機関に資料調査を申し込む。この作業は研究協力者のトライグィロフ大学イリヤ・メルツ氏の助力を得て行う。
資料調査にはポータブル蛍光X線分析計(pXRF)を携帯し、青銅器や冶金関連土器の付着物の成分分析を行う。pXRFは完全非破壊で文化財の成分分析ができるというメリットがある一方、酸化や腐食による化学成分の変化には対応できないことから、pXRFで青銅器の分析をしても定量的数値は信用できないという問題がある。しかしながら、多量の青銅器を対象として錫などの添加元素の有無を調べるには現時点で最適な方法であると言える。
今回の成分分析では、青銅器にどのような元素が含まれているかを確認する。また、被熱痕を持つ土器の付着物の成分分析をすることで、冶金関連土器かどうか、そして冶金関連土器であるならば何をおこなった道具なのかを検討する際の判断材料とする。
このような科学的分析のほか、観察と実測を通し、各遺物から目視で得られる情報を記録する。

Report

(1 results)
  • 2024 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Int'l Joint Research (1 results)

  • [Int'l Joint Research] トライグィロフ大学(カザフスタン)

    • Related Report
      2024 Research-status Report

URL: 

Published: 2024-04-05   Modified: 2025-12-26  

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