| Project/Area Number |
24K04458
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 04030:Cultural anthropology and folklore-related
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| Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
近藤 宏 神奈川大学, 人間科学部, 准教授 (20706668)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2029-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2028: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2027: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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| Keywords | 先住民 / 植物 / ラテンアメリカ / コロンビア / パナマ / 文化人類学 / 環境 |
| Outline of Research at the Start |
パナマ・コロンビアに暮らす先住民エンベラの三つのリサーチサイトで、民族誌的調査を行なう。それぞれのサイトで、植物に固有の繁殖の仕方とそれによって生じる環境の変容に注目し、植物と人との相互作用を民族誌的に記述する。社会状況が異なるそれぞれのサイトでの事象を比較しながら考察し、「人新世」的状況を生き存えるなかで人びとが培う、相互作用の実践や変容する自然の捉え方を明らかにする
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| Outline of Annual Research Achievements |
24年度はパナマ共和国、エンベラ=ウォウナン特別区での現地調査をおこなった。調査地では、土地所有者たちの高齢化との関係において、森林利用のありかたに変化がみられるようになっていた。その変化が最もよく見られる、集落から距離の離れた所有地における、焼き畑利用後の植生回復/森林の偏移の状況に対する現地の人々の理解について、聞き取りを進めた。そのほか、植物利用に際して唱えられる誦句の定型表現の収集を進めるとともに、その表現の言語学的特徴をめぐる現地知識人の理解についても聞き取りをした。 偶然にも、炭素取引と一体になった森林保全プロジェクトへの参与をめぐる合意形成が進んでおり、そのプロジェクトをめぐる現地での集会にも参加することができたほか、先住民当局の代表者からもこの計画についての意見を聞くことができた。そのなかで、植林活動に関心が高まっていることがわかった。同時に、これまでになされてきた森林伐出プロジェクトが否定的に評価されていることもわかった。森林伐出プロジェクト跡地における植生回復に対する現地の人々の理解なども、今後の調査事項となっているのだが、パナマにおける次回の現地調査時には、炭素取引とのコントラストが形成されているか否かにも注目する必要がある。炭素取引プロジェクトへの参与をきっかけに、森林に対する新たな視座が生まれることが予見される。この点については、今後も継続的な調査課題となる。 成果発表としては、コロンビアにおける本プロジェクト以前から進めてきた調査について、植物との関係性に注目してまとめなおし、国際学会での学会発表を行った。その内容をブラシュアップしていくことが継続的な課題でもある
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画はおおむね順調に進展している。その理由は以下の通りである。 (1)新たなプロジェクトのために、コロナ以前に調査で訪問してきたパナマの先住民のコミュニティとのやり取りをアップデートを済ませ、調査に着手できたこと。(2)パナマでの調査において、計画時に念頭に置いていた調査事項についての調査が進み、その論点整理も進んでいること。(3)一度目の現地調査を通じて、今後の現地調査においてさらに深く調べるべき調査事項が複数浮かび上がってきたこと。(4)このプロジェクト以前から継続するコロンビアでの現地調査を新たな角度からまとめなおす取り組みが進められたこと。
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| Strategy for Future Research Activity |
2025年度は、所属変更などもあり、現地調査に赴く時間をとることが難しくなりそうである。研究機関の延長も視野に入れながら、これまでの現地調査成果のまとめや検討のほか、植物利用における誦句の定型表現の考察を深めるために、南米低地先住民社会の民族誌における文献調査に重きを置くというかたちへ、研究遂行をシフトする
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