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Anthropological study of undocumented migrants in the border frontier: examples from East and Southeast Asia

Research Project

Project/Area Number 24K04462
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 04030:Cultural anthropology and folklore-related
Research InstitutionOsaka University of Tourism

Principal Investigator

谷口 裕久  大阪観光大学, 国際交流学部, 教授 (70288695)

Project Period (FY) 2024-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2024)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Keywords証書なき移住者 / 移住 / 移民 / 難民 / 国民国家 / 不法移民 / 不法滞在者 / 紛争 / 境域 / 非正規移民
Outline of Research at the Start

本研究は国民国家の周縁の境域に生きる「証書なき移動民(undocumented migrant[s])」の様態と諸相とを、中国・タイ・ベトナムを対象に、文化人類学的なフィールドワークや収集文献資料の分析から明らかにする。
本研究で言う「証書なき移動民」とは、公的な身分証明等を持たずに越境移動した結果、元の国家の生得的な国民的地位を喪失するなどし、先の国家で不安定な地位・状態に陥った者等を指す。
本研究では、半世紀ほどの間の 「証書なき移動民」の主に国境越え(越境)の様態、②越境した個人や集団に対し面接調査による個人史や社会史の復元、越境前後の生活実態の把握を行う。

Outline of Annual Research Achievements

本研究では、複数の国民国家を生き抜く存在として、日本と中国、中国とベトナム、タイに息づく、「証書なき移住者(移動民)」の生活の実態や意識の諸相までを明らかにすることにある。そもそも彼ら自身が国民国家から乖離した存在であり、従来の国民国家観からは捨象され、見えない存在であったといえる。
本研究の具体的な年次計画に関してであるが、初年度である2024年度には調査前の段階において作業仮設を立てつつ、同時に資料収集と文献研究とを進めることに始まった。また、明確な論点の提示をおこない、調査地(国)別の具体的な課題や調査項目、ならびに調査地の検討をおこなうことができた。
2024年度中にはベトナム北部とタイ北部に渡航し、倫理的な要素を考慮した上で、文化人類学的な短期間のフィールドワークをおこなった。その結果、ベトナムでは中越戦争で従軍した元兵士らにインタビューをおこなえた。タイではラオスからの移住者に対し、生活権と行動範囲制限が加えられた者にインタビューをおこなった。これらのことから、今日のこの境域(border frontier)の状況は、民族的に錯綜しており、コロナ禍以降の現在では国境を越えた不法就労や人身売買が惹起しするところのきわめて複雑な社会的位相の場であることが改めて明らかになった。
つまりは、戦乱や貧困・商行為など何らかの事由で自らの各種身分証明を持たずに短期的または長期的に元の所属国家を離れた人々は、その状態のまま、まさに網の目をすり抜けるように国境を越えて彼岸国に渡り、そこで保護や社会的処遇の対象とはならずに、実質上劣位にあり結果的に不法な滞在を続けている。学術用語として用いられる不法滞在者や不法移民(illegal immigrant[s], illegal emigrant[s])、またいわゆる難民条約上の難民とも相違する存在の実態の一部が明らかになった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

コロナ禍を経て、調査者、対象となる被調査者ともに健全な状態でインタビューなどの調査活動をおこなうことができるため。

Strategy for Future Research Activity

今後も、中国・ベトナム・タイ・ラオスを対象にして、複数の国民国家を生き抜く存在として「証書なき移住者」の生活実態や意識の諸相までを明らかにする。文化人類学的手法をによる成果の総合化が不可欠だが、インタビューをはじめ文献資料の読解を調査研究の基本としたい。「証書なき移住者」の存在は、実は逆境下でも声を上げずに生きてきた人びとの語り(narratives)の分析を通してこそ明らかになる。したがって、そのような逆境や苦境に対する語りの収集を倫理的な配慮を加えつつおこないたい。そのことは個人を客体化するとともに同一民族も客体化する行為であり、調査の意義はそれなりに深いと考えている。

Report

(1 results)
  • 2024 Research-status Report

URL: 

Published: 2024-04-05   Modified: 2025-12-26  

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