| Project/Area Number |
24K04889
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 07040:Economic policy-related
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| Research Institution | University of Niigata Prefecture |
Principal Investigator |
鎌田 伊佐生 新潟県立大学, 国際経済学部, 教授 (40749503)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神事 直人 京都大学, 経済学研究科, 教授 (60345452)
CEN XIN 神戸国際大学, 経済学部, 講師 (81001097)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2027: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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| Keywords | 国際貿易 / 地域貿易協定 / 労働規定 / 貿易と労働 / 労働条件 |
| Outline of Research at the Start |
本研究は、近年その内容や性格の多様化が進む地域貿易協定(RTA)における労働規定とその効果について、RTAに含まれる労働規定の内容や性格の差異によるRTA締約国の労働条件への効果の違い、労働規定を含むRTAの域内および域外貿易に対する影響、RTA労働規定の多様化パターンとそれをもたらす要因、の3テーマに焦点を当て、既存研究において未解明の課題について実証分析を通じて明らかにすることを目指すものである。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、地域貿易協定(RTA)における労働規定とその効果について、労働規定の内容の多様化に着目しつつ、①RTAに含まれる労働規定の内容や性格の差異によるRTA締約国の労働条件や労働基準への効果の違い、②労働規定を有するRTAの域内および域外貿易に対する影響、③RTA労働規定の多様化パターンとそれをもたらす要因、の3つのテーマに焦点を当て、計量経済学的アプローチを主としつつ機械学習の手法も用いた実証分析を通じて新たな知見を示すことを目的として実施されている。 研究の初年度となる当該(令和6)年度においては、まずテーマ①について、研究代表者である鎌田が、本テーマの分析に必要となる各国の労働条件・労働基準に関するデータの整備を、自身の関連研究を通じて作成した法定最低賃金や解雇規制指標などのデータセットを基にこれを拡張する形で進めた。同時に、同関連研究の成果について2つの国際学会で発表を行ったが、この学会参加を通じて本テーマと近い研究関心を持つ海外の研究者と面識を得るとともに本テーマに関する最近の研究動向や分析に有用なデータソースに関する貴重な情報や示唆を得ることができた。なお、同海外研究者とはその後も本研究テーマについて定期的な連絡を通じ情報・意見交換を継続している。 また、テーマ②及び③については、研究分担者である神事とCENが中心となり、両テーマにおいて共通に使用するRTAの労働規定に関するデータの整備を進めるとともに関連する先行研究について情報収集と検討を行った。また、労働規定を含む「深い」RTAに含まれるいくつかの政策分野の条項に関する情報に基づいて機械学習(クラスタリング)の手法によりRTAをグループ分けする試みを行った。併せて、その有効性を検証するために、関連研究として国際移民に対する影響について分析を行い、その成果について執筆した論文を査読付国際学術誌に投稿した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の当初計画において、研究初年度である当該(令和6)年度には、①~③の3テーマで共通して必要となるRTA労働規定に関する情報収集、テーマ①の分析のための各国労働条件・労働基準に関するデータ整備、テーマ②・③に関する分析手法の検討をそれぞれ実施することとしていたが、上記「研究実績の概要」において述べたとおり、これらのいずれについても研究代表者と研究分担者がそれぞれの活動を通じて実施することができた。また、関連研究の形ではあるが、これらデータセットや分析手法の有用性・有効性の検証を試み、それぞれの成果を国際学術誌への論文投稿や国際学会での発表を通じて学術研究コミュニティーに問うことができた。加えて、これも「研究実績の概要」に述べたとおり、本研究の今後の推進に繋がることが期待できるネットワークを海外研究者との間に築くことができた。
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| Strategy for Future Research Activity |
①~③のいずれのテーマにおいても、当該(令和6)年度に準備したデータセットの拡充を図るべく、RTAと労働条項及び各国労働条件・基準に加えて貿易や各国経済状況に関するデータの収集整備を進める。また、それらを用いた実証分析に着手するとともに、予備的分析や中間段階の成果について学会等の機会を捉えて国内外で積極的に報告することを通じて他の研究者から早期にフィードバックを得られるよう努める。 また、これまでは研究代表者と研究分担者がテーマ別にそれぞれ研究を進める形で研究実施してきたところ、次年度においてはメンバー全員での研究会やミーティングの開催を通じて当研究全体に共通する課題や推進方策等に関して一層の確認と共有を図る。 更に、当該年度中の活動を通じて築いた海外研究者とのネットワークを通じ、当研究メンバーの外からも情報や知見の密なインプットを得つつ研究内容の質的向上に努めたい。同時に国際共同研究への展開可能性についても検討したい。
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