| Project/Area Number |
24K05668
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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| Research Institution | Kokugakuin University |
Principal Investigator |
齋藤 智哉 國學院大學, 文学部, 教授 (80570481)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2027: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2026: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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| Keywords | 修養 / 修行 / 芦田恵之助 / 錬成 / 身体 / 蘆田惠之助 / 木下竹次 |
| Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、近代日本における自己形成の中心的な概念の一つであった「修養」の思想と実践が、1920年代から1940年代前半の学校教育において「錬成」へ変容する過程を、歴史的に解明することである。 具体的には、蘆田惠之助における「修養」から「修行」への変化、奈良女子高等師範学校附属小学校の木下竹次による「肚腰錬成」論と「行に依る教育」などを中心に検討し、禅思想や浄土真宗の思想、京都学派の教育思想等を補助線として、歴史的・文化的・社会的文脈から総合的に研究する。また、本研究の前提となる「修養」概念の再検討も継続的に行うことにする。
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| Outline of Annual Research Achievements |
研究実施計画にもとづいて、芦田恵之助の「修養」の構造を明らかにする論文作成を行った。本論文では、研究の基礎作業として『芦田恵之助国語教育全集(全25巻)』における「修養」「修練」「修行」の使用回数を悉皆調査して、各使用例の検討を行った。そして芦田の生涯を3期に区分し、各期の芦田の「修養」の特徴を描出した。その結果、次のことが明らかになった。芦田における「修養」の意義と目的は、最終的に静坐の継続で自己を究明し生を充実させることであった。また、「人格修養」は静坐によって行い、「文の修養」は三多の法(欧陽脩)によって行うという、方法の使い分けも明らかにできた。芦田は使用例は僅かなら「精神修養」と言うが、身体の「修養」とは言わないことも、注目に値する。これは「修養」の方法は静坐の継続だからであり、静坐で身体を調えることで精神も調えることから、すでに身体の側面が静坐に含まれているからである。そして、芦田は1930年代以降になると「修養」とほぼ同じ意味合いで「修行」を多用しはじめる。「修行」を使うことで、「修養」の中核であった「実行の継続」と強調したものと考えられる。以上の内容の図式化を行ったことも付言しておきたい。なお、完成した本論文を学会誌に投稿したが、結果は不採択であった。 本研究に関連して、日本教育方法学会より『教育方法学辞典』(日本教育方法学会編、2024年10月)の項目解説(「芦田恵之助」)の依頼があったため執筆した。 他には、明治期の「修養」に関する資料収集の一環として、谷本富と中島半次郎に関する先行研究及び文献の収集を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究実施計画に基づいて1年目の研究を進めてきた。しかし、投稿論文の作成に想定以上の時間がかかってしまったため、当初の計画からやや遅れている状況である。
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| Strategy for Future Research Activity |
基本的には研究実施計画に基づいて研究を進めていく。しかし、1年目の遅れを取り戻す必要があるため、進捗状況によっては、年度途中に計画を再考する可能性がある。
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