| Project/Area Number |
24K05727
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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| Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
中込 さやか 立教大学, グローバル・リベラルアーツ・プログラム運営センター, 准教授 (00778201)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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| Keywords | トランスナショナル / 留学生 / ジェンダー / イギリス女子教育史 / イギリス教育史 / 大江スミ / 家政学 / 家庭科 / 比較教育社会史 |
| Outline of Research at the Start |
本研究は日英の教育史の成果を融合し、国境や領域を横断する世界史的な視野にたつ研究を試みる。具体的には、近代の日・英。ヨーロッパにおける家政学の「文化の転移」と、その媒介者である大江(宮川)スミ(1875-1948)を切り口に、それを可能とした各国の教育的・社会的状況を分析することで、19世紀後半から20世紀初頭の女子中等・高等教育の世界的な拡大の構造と特質を明らかにする。大江は日本とイギリス&ヨーロッパという異なる空間を、国民国家による近代化の担い手と主体性をもつ個人という異なる立場で移動した。大江が媒介する家政学の「文化の転移」は、女子教育を通じた近代化・西洋化・文明化への貢献の一例を示す。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、近代の日・英・ヨーロッパにおける家政学の「文化の転移」と、その媒介者である大江(宮川)スミ(1875-1948)を切り口に、それを可能とした各国の教育的・社会的状況を分析することで、19世紀後半から20世紀初頭の女子中等・高等教育の世界的な拡大の構造と特質を明らかにする。 令和6年度(2024年度)は、第一に、研究報告を3件行った。比較教育社会史研究会2024年春季例会(6/2実施)での研究報告(日本語)と、国際女性史研究連盟2024年大会(IFRWH、8/9実施)でのパネル報告(英語)と、イギリス教育史学会2024年大会(HES、11/1実施)での個別報告(英語)を通じて、家政学の「文化の転移」とその媒介者である大江スミについてのこれまでの研究成果の一部を報告し、大会参加を通じて国内外の研究者と本研究の成果を共有して意見交換を行った。 第二に、上記の研究報告の成果を『山川PRESS』25号(2/11発行)のクローズアップ「トランスナショナルな女子教育史─イギリスと日本を結ぶ女子留学生の事例」として発表した。また、Joyce Goodmanと香川せつ子による編著(Routledgeより2025年6月に刊行予定)の第三章の執筆を担当した。 第三に、8月末から9月上旬にかけてイギリスのロンドンとマンチェスタで史料調査を行った。ロンドンではBritish Libraryにてイングランドおよびロンドンの女子中等教育と技術教育における家庭科・家政学の文献と資料を確認した。マンチェスタではManchester Central LibraryにてManchester Technical Instruction Committeeの調査および収集を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
第一に、当初予定していた国内学会(比較教育社会史研究会2024年春季例会)での報告1件と国際学会(国際女性史連盟2024年大会)での報告1件に加えて、新たに国際学会(イギリス教育史学会2024年大会)での報告1件を追加で行うことができた。 第二に、上記の学会報告をふまえた研究成果を『山川PRESS』25号にて発表することができた。また、英語での投稿論文のかわりに英語の編著の1章分を執筆し、2025年6月に刊行予定である。 第三に、当初の予定通りに8~9月にイギリスでの史料調査および収集を行うことができた。
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| Strategy for Future Research Activity |
第一に、国内学会での報告として、第43回イギリス女性史研究会(6/14実施予定)のシンポジウム「女性史とフェミニズム:国際女性年から現在まで」において個別報告「イギリス・日英トランスナショナル女子教育史の観点から:ジョイス・グッドマンの研究を踏まえて」を予定している。 第二に、家政学の「文化の転移」とその媒介者である大江スミについてのこれまでの研究成果を、Joyce Goodman &香川せつ子編著のWomen and Educational Reform in History: Japan in a Transnational World(Routledge、2025年6月刊行予定)の第三章として発表を予定している 第三に、継続してイギリスで史料調査および収集を行う。主な調査先はロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ教育研究所文書館所蔵の通学制女子ハイ・スクール・トラスト史料とロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ・カレッジ文書館所蔵のベドフォード・カレッジ史料を予定している。
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