| Project/Area Number |
24K11345
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 53030:Respiratory medicine-related
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| Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
岩間 映二 九州大学, 医学研究院, 准教授 (40567343)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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| Keywords | HER遺伝子変異 / 非小細胞肺癌 / 抗体薬物複合体 / エンドサイトーシス / HER2 |
| Outline of Research at the Start |
非小細胞肺癌においてはHER2遺伝子変異陽性の症例に対して著効を示すがその機序は不明である。本研究では、非小細胞肺癌におけるHER2の細胞内動態と、HER2抗体薬物複合体の効果を促進する機序・因子を明らかにし、肺癌ゲノム医療の進展に寄与するとともに、抗体薬物複合体を用いた治療開発への新たな知見を創出する。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、HER2遺伝子変異陽性肺癌におけるHER2の細胞内動態とそれに関連する因子を解明し、同疾患に対する抗HER2抗体薬物複合体治療の分子生物学的根拠を示すことを目的とする。これまでに下記について明らかにし、学会報告を行った。1)抗HER2抗体であるトラスツズマブを蛍光標識し、培養細胞株に不可し、Live cellイメージングにより観察を行ったところ、HER2野生型よりもHER2変異陽性肺癌細胞株において細胞質内へのHER2の取り込みが促進していることを示した。2)PLA法を用いてHERファミリーにおけるダイマー形成の確認を行ったところ、HER2野生型細胞株においてはHER2-HER2ホモダイマーは細胞表面上に留まっていたが、HER2変異陽性肺癌細胞株においてはHER2-HER2ホモダイマーは細胞質内に多数分布していた。3)EGFR、HER3のノックダウンによりHER2野生型細胞株においてはHER2の内在化が抑制されたが、HER2変異陽性肺癌細胞株においては抑制されなかった。これらの結果により、HER2野生型細胞株においてはHER2の内在化はHER2-EGFRヘテロダイマーやHER2-HER3ヘテロダイマーへの依存度が高いのに対して、HER2変異陽性肺癌細胞株においてはHER2-HER2ホモダイマーを介したHER2の内在化が亢進しており、EGFRやHER3の影響を受けにくいためと考えられた。4)免疫沈降とMS/MS解析により変異型HER2においてはクラスリン依存性エンドサイトーシスが亢進していることを明らかにした。これらの結果は、HER2遺伝子変異陽性肺癌においてはクラスリン依存性エンドサイトーシスを介したHER2の内在化が亢進しており、抗HER2抗体薬物複合体の効果を高めている可能性を示唆するものと考えられた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通りの実験が進捗し、結果が得られているため。
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| Strategy for Future Research Activity |
変異型HER2においてはHER2のリン酸化が亢進していることが報告されているが、HER2のリン酸化がエンドサイトーシスに関与しているかどうかについてHER2チロシンキナーゼ阻害剤等を用いて確認を行う。またIn vitroで示したHER2遺伝子変異陽性細胞株におけるHER2の内在化亢進をin vivoの系で確認する。具体的にはマウスに腫瘍を皮下接種し、細胞質内に取り込まれてpHが低下した場合に蛍光発光するpHrodoをトラスツズマブに標識し、経静脈投与を行い、凍結切片を作成し、蛍光強度の差異を確認する。これらの結果をまとめ論文報告を行う。
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