| Project/Area Number |
24K11758
|
| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 55010:General surgery and pediatric surgery-related
|
| Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
原田 成美 東北大学, 大学病院, 助教 (70547413)
|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 孝宣 東北大学, 医学系研究科, 教授 (00292318)
古本 祥三 東北大学, 先端量子ビーム科学研究センター, 教授 (00375198)
鈴木 貴 東北大学, 医学系研究科, 教授 (10261629)
江幡 明子 東北大学, 大学病院, 助教 (90636010)
|
| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
|
| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
|
| Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
|
| Keywords | 転移性脳腫瘍 / 乳癌 / アミノ酸代謝 / 癌微小環境 / Brain metastasis / Breast cancer / Amino acid metabolism / LAT1 |
| Outline of Research at the Start |
脳転移は癌細胞がBBBを通過し・脳組織へ生着・さらに微小環境に適応し増殖を維持することで成立することから、これらの機序解明こそが新規治療の開発につながるものと考えられる。我々は、これまで乳癌組織において糖代謝に依存しない癌特異的代謝経路が存在し、なかでもLAT1を介したアミノ酸代謝の亢進が癌細胞の生存と薬剤反応特性に寄与することを明らかにしてきた。そこで、脳組織がアミノ酸代謝ナイーブな環境にあることから、脳転移形成においてもLAT1の発現は重要な役割を果たすと考えた。本研究では、アミノ酸代謝に着目した統合的な脳転移形成の機序を解明し、LAT1の新規標的としての可能性について検証する。
|
| Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、研究目的のうち「(1) 乳癌組織でのLAT1発現を介した代謝リプログラミングと脳転移形成との関連を検討する」 「(2) 転移巣・再発巣における臓器特異的な代謝特性を明らかにする」について研究を進めた。 2002年1月から2021年12月までに東北大学病院で脳転移と診断された208例を対象に、臨床病理学的因子・治療法・予後のデータベースを作成中であり、現在41例についてまとめたところ下記の結果が得られた。 年齢は30-89歳(中央値54歳)であった。サブタイプはLuminal 19例(46.3%)、HER2陽性13例(31.6%)、トリプルネガティブ9例(22.0%)であった。脳転移診断後の生存期間中央値は7ヶ月(0-49ヶ月)で、HER2陽性例はHER2陰性例と比較し有意に生存期間が長かった(47 vs 4ヶ月、P=0.0114)。定位照射施行例は非施行例と比較し有意に生存期間が長く(42 vs 3ヶ月、P<0.0001)、HER2陽性例に限定しても同様の結果であった(49 vs 14ヶ月、P<0.0001)。癌性髄膜炎合併例は有意に予後不良であった(3 vs 21ヶ月、P=0.0338)。HER2陽性例の77%は治療1ライン以下で脳転移を発症していた(P=0.112)。脳転移症例において、HER2陽性と定位照射施行は良好な予後因子であり、特にHER2陽性例では定位照射の有効性が顕著であった。 今後はデータベースの症例数を増やし、さらに原発巣・転移巣での代謝リプログラミングについて解析を進める。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
脳転移が出現した症例の原発巣での「脳転移指向性」を検証するため準備を進めているが、生検や手術を異なる施設で行なっている症例が多く、組織検体の入手に時間を要している。
|
| Strategy for Future Research Activity |
引き続き組織の準備を進めると同時に、基礎実験を開始する。脳転移の指向性に関しては、当初の計画を一部変更し、マイクロ流体デバイスを用い乳癌細胞株の脳の微小環境へ生着するメカニズムを明らかにする。
|