| Project/Area Number |
24K11947
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 55030:Cardiovascular surgery-related
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| Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
内田 徹郎 山形大学, 医学部, 教授 (30323166)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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| Keywords | 急性大動脈解離 / 若年性大動脈解離 / ゲノム解析 / 遺伝性大動脈疾患 / 大動脈瘤 |
| Outline of Research at the Start |
A型急性大動脈解離は、適切な診断と治療が行われない場合、1週間で90%の患者が死亡する極めて重篤な疾患である。最近では若年性発症例が増加している。特徴的な表現型を示さない非症候群性患者群の解離発生の原因は不明であり、遺伝的な関与が推測される。 本研究計画では、若年者の大動脈解離の手術時の大動脈壁標本を採取し、single cell ATAC-Sequencingによって若年発症の大動脈解離の原因となる新たな遺伝子の特定を試みる。また特定された異常遺伝子を大規模コホート研究のゲノム解析データでスクリーニングし、有病率の判定とともに、将来的な予防的大動脈外科治療の可能性を探索することを目的とする。
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| Outline of Annual Research Achievements |
若年者の急性大動脈解離の緊急手術時に切除、採取した大動脈壁のサンプルが継続的に得られている。手術した若年患者の多くが、特徴的身体所見や合併疾患などの表現型を示しておらず、非症候群性の遺伝性大動脈疾患の存在が疑われる。コントロールとして、同性の高齢患者の正常大動脈壁の標本も手術時に採取できており、コントロールのサンプルとして準備できている。現在、これらの組織標本に対してscATAC-Seqを行い、オープンクロマチン構造である遺伝子のうちで異常な遺伝子配列を特定するための準備がほぼ整いつつある。既知の大動脈病原性遺伝子に加えて、新たな遺伝子の同定が期待される。 山形県コホート研究でゲノム解析が完了した対象者において、上述のscATAC-Seqで確認された遺伝子変異・異常をスクリーニングする予定である。これに先行して山形県コホート研究のデータから、ACTA2、MYH11、MYLK、NOTCH1など、さまざまな大動脈病原性遺伝子の保有率をスクリーニングし、頻度は多くないものの一定の割合で病原性遺伝子が認められることを確認できた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
若年者の急性大動脈解離の緊急手術時に切除、採取した大動脈壁のサンプルの準備はほぼ整っている。これらの組織標本のscATAC-Seqを行うべく準備しているが、scATAC-Seqは外注委託を計画しているため、業者の選定および経費に関して調整中であり、近日中に実際の解析を進められる予定である。 山形県コホート研究のデータから、大動脈疾患を有さない地域住民におけるACTA2、MYH11、MYLK、NOTCH1など、さまざまざまな大動脈病原性遺伝子の保有率をスクリーニングし、結果が得られた。他地域もしくは異なる母集団のコホート研究のデータと比較検討することで興味深いデータが得られつつある。
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| Strategy for Future Research Activity |
既知の大動脈病原性遺伝子に加え、若年者の急性大動脈解離の緊急手術時に採取したサンプルにおけるscATAC-Seqの結果を踏まえて、山形県コホート研究のデータから大動脈病原性遺伝子の保有率のスクリーニングを進めてゆく。 山形大学医学部附属病院では急性大動脈解離や動脈硬化性胸部大動脈瘤の手術を行った患者の血液サンプルをバイオバンクとして保管しており、これらの患者で全ゲノム解析を進めてゆく方針である。これによって大動脈疾患で治療を行った患者群と大動脈疾患を有さない地域住民である山形コホート群との間での大動脈病原性遺伝子の保有率を比較検討することを今後の目的としたい。
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