| Project/Area Number |
24K12398
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 56020:Orthopedics-related
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| Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
木村 浩明 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (50608693)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相羽 久輝 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (70793834)
酒井 貴央 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (00915499)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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| Keywords | 軟部肉腫 / 温熱放射線療法 / 免疫療法 |
| Outline of Research at the Start |
本研究では局所浸潤性軟部肉腫に対して術前放射線・温熱併用療法を導入することで局所制御率を向上することができるかどうかについての検討を行う。さらに近年注目されている温熱療法による腫瘍免疫の活性化に関しても治療前後の腫瘍検体・血液サンプルを用いて解析し、最終的には免疫チェックポイント阻害剤などのがん免疫治療を併用することで、更なる治療成績向上を狙った放射線温熱免疫療法を骨軟部腫瘍領域で確立していく。
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| Outline of Annual Research Achievements |
これまでに2症例に術前放射線温熱療法を施行した。 1症例目は大腿部発生の粘液型脂肪肉腫症例で、針生検に診断ののちにプロトコール通りに術前放射線温熱療法を施行。術前治療を完遂した。腫瘍は著明に縮小し、治療後1か月で根治切除を行ったが、この時点で腫瘍径は治療前の約1/3程度となっており患肢機能を完全に温存した手術が可能となった。術後は下肢の機能に関しては術前とまったく変化なく歩行や運動も可能である。 2症例目は下腿部発生の粘液型脂肪肉腫症例で、同様に針生検で診断ののちに放射線温熱療法を開始したが、温熱療法は治療に伴う局所の熱感・痛みが強く1回で終了となり放射線治療だけはスケジュール通り完遂した。この症例も術前治療で縮小は認めたが1症例目ほどの縮小効果は認めなかった。術前治療後1か月で根治切除を施行。何とか周囲の重要血管・神経を温存した手術が可能となり、術後も独歩可能となり経過は良好である。 現在3症例目をエントリーして治療中である。術前放射線温熱療法はこれまでのところ、かなりの腫瘍縮小効果が期待できる治療である印象を受ける。術前腫瘍縮小により、これまで軟部肉腫の根治切除の問題点であった術後の患肢機能低下を大幅に改善できる可能性があると実感している。今後はこれらの生検検体・治療後手術検体についてPD-L1やCTLA4といった免疫チェックポイント阻害薬に関連した因子の発現を調査し、術前治療による腫瘍の性質変化や術後の補助療法としての免疫治療の可能性について探求を続ける予定である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は軟部肉腫2例に対してプロトコール治療を行ったが、もともと年間予定治療症例数を5から10例程度と見込んでいたため、症例のエントリー・集積が十分とは言えない状況である。現在1例エントリーしており治療予定ではあるが、周辺医療機関とも連携を取りながら研究にエントリーする症例数を増やしていきたい。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後の研究として、これまで治療した腫瘍検体と生検検体をの解析を始める。今年度は生検検体および治療後切除検体における腫瘍免疫関連蛋白の発現について免疫染色を行う。具体的には腫瘍障害性細胞のCD8陽性T細胞及び CD4陽性T細胞、NK細胞、PD-1、PD-L1、CTLA-4の発現に関して免疫染色を行い、治療前後での違いに関して検討する予定である。 また昨年1年間で得られた検体だけでは不十分であるため、本年度も継続して適応となる腫瘍にはプロトコール治療を行っていく予定である。
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