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風車騒音と睡眠影響の関係を疫学的に解明する:風力発電と健康保護の両立のために

Research Project

Project/Area Number 24K13474
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
Research InstitutionKindai University Kyushu Junior College

Principal Investigator

辻 雅善  近畿大学九州短期大学, 生活福祉情報科, 准教授 (30461809)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田鎖 順太  北海道大学, 工学研究院, 助教 (40791497)
永幡 幸司  福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (50312765)
有馬 久富  福岡大学, 医学部, 教授 (20437784)
Project Period (FY) 2024-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2024)
Budget Amount *help
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Keywords風車騒音 / 睡眠 / 健康 / 疫学 / 風力発電 / 再生可能エネルギー
Outline of Research at the Start

風力発電は、大規模に導入可能な再生可能エネルギーとして注目を集めている。しかし、周辺住民には風車騒音による健康影響が報告されている。風車の大型化で騒音曝露が益々顕著になることは明らかだが、騒音と健康影響の関係については十分な科学的知見がない。そこで本研究では、風車騒音と不眠症状の量反応関係について疫学研究による解明を試みる。秋田県由利本荘市を対象地域とし、疫学者と音響学者が協力して調査を進める。風車騒音の測定・予測を音響学者が行い、質問紙票調査を大規模調査の経験のある疫学者が行う。風車騒音と健康影響の関連を明らかすることで、住民の健康を保護しつつ風力発電を導入する道筋を提示することができる。

Outline of Annual Research Achievements

本研究は、風力発電の適正な導入に向けて、風車騒音と健康影響の関係を明らかにする疫学研究である。居住地と風車の距離が近い秋田県由利本荘市を調査地域としていることは本研究の大きな特徴であり、学術的・社会的意義は高い。
2024年度は、調査地域における調査体制の構築と風車騒音の測定を行った。4月に研究班でオンライン会議を実施し、研究体制や調査方針、スケジュール等について協議した。6月の対面会議で質問紙票の内容を精査し、質問項目の妥当性や表現のわかりやすさ、回答者の負担軽減等に配慮した修正を加えた。7月に由利本荘市役所に研究協力を依頼し、市側からは前向きな返答を得た。9月10日から12日にかけて、現地で風車騒音の現状、住宅との距離、測定場所の選定等を目的としたフィールド調査を実施し、12日に市役所会議室にてエネルギー政策課および生活環境課の職員と打ち合わせを行った。研究協力として(1)質問紙票の表紙等への市名記載、(2)自治会長との説明機会の設定、(3)騒音測定機器の設置場所提供等を依頼した。11月に市側から、自治会長の紹介や設置場所案の提供に関して前向きな回答を得た。2025年1月11日から12日にかけて現地を訪問し、石脇・大浦・川口地区の各自治会長と面会し、本研究の説明と協力を依頼した。2月20日から22日に再訪問を行い、石脇地区3自治会(田尻・浜松・若葉)、大浦地区2自治会(大浦・砂子)、川口地区1自治会(柴野)に、約4,000部の質問紙票を配布し調査手順を説明した。また、騒音測定機器を対象地域内に3台設置した。3月22日から23日に各自治会を訪問し、住民からの相談対応を行うとともに、石脇地区2自治会(赤兀・新山)に追加で約1,000部を配布・説明した。
以上、2024年度は、研究設計と役所・自治会との関係構築、ならびに質問紙票の配布、騒音測定機器の設置作業を進めることができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

2024年度においては、調査地域における調査体制の構築を図り、地域住民への質問紙票調査および風車騒音の測定を実施することを計画していた。現時点での進捗状況はおおむね順調であり、当初の計画に沿って研究が進展している。
調査地域との関係構築のため由利本荘市役所を訪問し、本研究の目的や意義について対面で説明を行った。市側からは調査の趣旨に対して理解を得ることができ、市内の複数の自治会を紹介していただいた。市の協力により地域住民との接点が確保でき、実際の調査に向けた重要な足掛かりとなった。紹介を受けた各自治会に対して個別に訪問を行い、自治会長等の代表者と面会して研究内容や調査方法について丁寧に説明を行った。これらの対話を通じて、住民の理解と信頼を得ることができ、多くの自治会から調査への協力を正式に得ることができた。調査実施にあたっては、自治会ごとに質問紙票の配布および回収への協力を依頼し、それに対するフォロー体制も併せて整備した。これらの過程においては、調査地域を複数回訪問し、時間をかけて説明や調整を行うことで、地域との強固な信頼関係の形成につながった。また、質問紙票調査と並行して実施予定であった風車騒音の測定についても準備が進んでおり、現地への測定機器の設置を完了した。今後は、これら機器によって得られる風車騒音に関する継続的な測定データの収集を行っていく。
総じて、本年度に計画された調査体制の構築、自治会との連携、質問紙票調査および風車騒音測定の実施準備については、おおむね順調に進展している。今後は、構築された体制を活用しつつ、調査の本格的な運用とデータ収集を進め、得られた情報をもとに風車騒音と健康影響に関する分析を進めていく予定である。

Strategy for Future Research Activity

2025年度においては、2024年度までに構築した地域との連携体制および調査実施体制を基盤として、引き続き、風車騒音と健康影響に関する調査を計画的に推進する。
具体的には、2025年度前半において、2024年度中に配布した質問紙票の回収作業を進めていく。配布対象である自治会との協力関係を維持しつつ、必要に応じて現地訪問を重ね、説明の補足や回収に向けた調整を丁寧に行うことで、回収率の向上およびデータの信頼性確保を図る。また、質問紙票の回収と並行して、2024年度に設置した風車騒音の測定機器によるデータの取得も継続する。これらの測定データと質問紙票から得られたデータを統合して、統計学的手法を用いた分析を進めていく。これにより、風車騒音が住民の健康や生活に与える影響に関する実証的な知見を明らかにし、今後の風力発電導入における在り方や地域対応の指針として活用可能な成果を出すことを目指す。
2025年度後半には、調査結果のとりまとめを行い、調査地域である由利本荘市において成果報告会を開催する計画である。本報告会は、調査に協力いただいた自治会関係者および地域住民、行政職員等に対して、研究の進捗および得られた知見を報告することを目的とする。調査結果の還元を通じて、研究の透明性と地域との信頼関係を一層強化する機会としたい。併せて、調査から得られた知見については、可能な範囲で国内外の学術学会にて発表を行い、風車騒音に関する科学的理解の深化と情報共有を図る。また、研究成果の一部は学術誌等への投稿を視野に入れ、学術的・社会的インパクトのある形で広く社会へ発信する。
以上、2025年度は調査から分析、成果の社会還元に至るまで、研究の全体像を段階的に推進する重要な時期である。今後も調査地域との丁寧な対話を重ねながら、信頼関係を維持・深化させつつ、社会的意義の高い研究成果の創出を目指していく。

Report

(1 results)
  • 2024 Research-status Report

URL: 

Published: 2024-04-05   Modified: 2025-12-26  

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