| Project/Area Number |
24K13499
|
| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
|
| Research Institution | Osaka International Cancer Institute |
Principal Investigator |
桑原 佳宏 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, がん対策センター政策情報部副部長 (40647400)
|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森島 敏隆 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, がん対策センター 疫学統計部長 (10728893)
宮代 勲 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, がん対策センター 所長 (80501824)
|
| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2029-03-31
|
| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
|
| Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2028: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2027: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
|
| Keywords | 腫瘍循環器 / がん治療関連心血管毒性 / がんサバイバー / 予測モデル / 心保護作用 |
| Outline of Research at the Start |
心血管疾患ががん患者の経過や予後に及ぼす影響や、がん治療後の心血管疾患発症の予測・予防の方法はいずれも十分確立していない。 そこで、がん登録及びDPCデータベースや診療録データを用い、① がん診断時の心血管疾患の併存が、がん治療の選択や予後・合併症に及ぼす影響、② がん診断後の心血管疾患発症と関連する因子(糖尿病・高血圧・喫煙やがん治療の種別等)の探索および心血管疾患発症の予測スコアの開発・検証、③ 心保護作用のある薬剤の使用とがん患者における心血管疾患発症リスク、生存率との関連の検討、を行い、がん患者における心血管疾患予防や生命予後の改善につながるエビデンスの発信を目指す。
|
| Outline of Annual Research Achievements |
がん患者における心血管疾患の併存あるいは合併が予後に及ぼす影響に関して検討するためのデータベースの整備を行った。 整備したデータベースに基づく解析作業を行い、がん診断後に発症した心血管疾患ががん患者の予後に及ぼす影響に関して検討した結果を第7回日本主要循環器学会学術集会(2024年8月3.4日、姫路)にて報告した。また副次的な解析としてがん診断時の体格指数(Body Mass Index)と予後の関連が、がんの初回治療の種別ごとにどのように異なるかなどを検討した結果を第83回日本癌学会学術総会(2024年9月19~21日、福岡)で報告した。さらにがん診断時のBMIと予後の相関が男性と女性で異なることに注目し、検討結果を第35回日本疫学会学術総会(2025年2月12~14日、高知)にて発表した。 またがん患者におけるがん診断時の糖尿病併存とがん診断・治療後の心血管疾患発症および生存率との関連について検討を行った。2010年から2015年の間に大阪府でがんを診断され、かつ心血管疾患の併存が確認されなかった患者121,997人において、がん診断時に糖尿病を併存していたのが4,317人であった。糖尿病併存ががん患者の心血管疾患(心不全、虚血性心疾患、脳血管障害、末梢動脈疾患、心房細動)の発症に及ぼす影響を性別・年齢・がん進展度等で調整したCox比例ハザードモデルを用いて評価した。心血管疾患の発症に対する糖尿病併存のハザード比は1.37(95%信頼区間:1.28~1.46)であり、糖尿病併存はがん患者における心血管疾患の発症のリスク因子となると考えられた。糖尿病併存は全死亡リスクとも関連していた。これらの内容を論文化し、査読付き学術誌への投稿を行っている。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究課題の主たる眼目はがん患者における心血管疾患の意義やその予測・予防に関する知見を深めることにある。心血管疾患発症のリスクとしてのがん診断時の糖尿病併存に注目し心血管疾患発症や生存率との関連を明らかにするという結果を得、学術論文として成果を公表するに至った。その他、がん診断後に発症した心血管疾患の意義に関する検討結果も学会発表を行うなど、研究は順調に進捗していると考える。
|
| Strategy for Future Research Activity |
学会発表を行った検討内容について、それぞれさらに検討を重ねたうえで学術論文として成果を公表する。また、がん患者の心血管疾患発症とがん治療との関連に関して、近年のがん登録とDPCデータのリンケージデータベースの整備・解析を行い、詳細な検討を進める方針である。
|