| Project/Area Number |
24K14607
|
| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
|
| Research Institution | Seiwa University |
Principal Investigator |
酒本 夏輝 清和大学, 法学部, 講師 (10824063)
|
| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
|
| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
|
| Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
|
| Keywords | 知覚運動パフォーマンス / 注意制御 / ネガティブ教示 / 事象関連電位 / P300 / 教示 / 注意バイアス / 運動エラー / 不安 |
| Outline of Research at the Start |
『ネガティブな教示が運動エラーを誘導する認知メカニズムは何か?』が,本研究課題の核心をなす学術的問いである.本研究は,ヒトに普遍的な認知特性としての注意バイアス(ある顕著な刺激に対して無意識に注意が向いてしまうこと)に着目し,次の2つの下位問題の解決を目指す.①知覚運動課題において,運動エラーの誘導要因として注意バイアスが介在することを確かめる.②ネガティブな教示が注意バイアスを強化することを実証する.この目的のために,注意バイアスを実験的に操作する知覚運動課題を考案し,脳波事象関連電位を用いて教示による注意バイアスの強化作用を定量評価する.
|
| Outline of Annual Research Achievements |
『ネガティブな教示が運動エラーを誘導する認知メカニズムは何か?』が,本研究課題の核心をなす学術的問いである.本研究は,ヒトに普遍的な認知特性として,注意バイアスに着目し,以下の2つを下位問題として検証に取り組んでいる.①知覚運動課題において,運動エラーの誘導要因として注意バイアスが介在することを確かめる.②ネガティブな教示が注意バイアスを強化することを実証する.この問題を解決するために,注意バイアスを実験的に操作する知覚運動課題を考案し,脳波測定をすることで事象関連電位を解析し,教示による注意バイアスの強化作用を定量評価する. 一般的に知覚運動課題は状態不安が亢進した時に運動エラーが生じやすい.そのため,2024年度は,実験的に状態不安レベルを高める方法について,電気ショックToS法の妥当性を確認することを一つの目標とした.さらに,高状態不安時にネガティブ教示が運動エラーが誘導する認知メカニズムを検証する上で,その現象に介入するための知覚運動課題と事象関連電位解析との組み合わせについて検討を行った.検討の結果,運動の実行と抑制に伴う注意制御機構を比較検証できることから,ハイブリッドフランカー課題を用いることを決定した. 以上の実験の準備段階を経て,2024年度は,23名の成人健常者を対象に認知課題中の注意制御について,事象関連電位を指標として,教示の効果を検証した. これまでの実験の結果,ネガティブ教示によって,注意資源の配分量が減少する可能性が示唆された.しかしながら,本実験で得られたデータ数は限定的であり,これからさらに追試を行う必要性を検討している. また,運動パフォーマンスに与える影響を検証するため,よりスポーツ場面に即した実験条件を設定することが今後の課題である.
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験課題を設定する上で,先行研究レビューを十分に行い,これまでの研究方法論に即した形で実験を進めているため,概ね順調に進展している. 脳波測定用の実験装置の精度も非常に高く,有用なデータの収集が進んでいる. 得られたデータは,MATLABのEEGLABで精度が高く,再現性の高いデータ解析ができているため,データの収集と解析がスムーズなサイクルで行うことができている.
|
| Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策は以下の3点を検討している. ①実験データの追加:ネガティブ教示の効果を検証するため,これに対応する教示としてポジティブ教示を設定している.実験参加者を2群に分けて,教示効果を検証するためには,より多くのデータを収集する必要がある. ②実験課題の再構築:これまで収集した実験課題はフランカー課題を用いた選択反応課題であった.選択反応課題は,認知機能を反映する確立された実験課題である一方で,あくまで実験室レベルの課題であるため,,現場レベルで生じる教示効果の現象をより詳細に検証するためには,実験課題の再構築が今後の課題の一つである. ③研究発表および論文の投稿:得られたデータは,十分社会に貢献できる知見であることが見込まれる.これまでの研究の背景を整理し,本研究で得られた知見を踏まえて,未解決であった問題に対する検証の結果を公表していく必要があると考えている.
|