| Project/Area Number |
24K15632
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 90010:Design-related
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| Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
志村 真紀 横浜国立大学, 地域連携推進機構, 准教授 (40456330)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池島 祥文 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (20607923)
籔谷 祐介 富山大学, 学術研究部芸術文化学系, 講師 (40730825)
一ノ瀬 彩 茨城大学, 応用理工学野, 助教 (60744349)
佐藤 布武 名城大学, 理工学部, 准教授 (60785525)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2027: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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| Keywords | コモンズ / ウェルビーイング / 建築 / 経済 / 空き家 / 改修 / 運営 / 再生活用 |
| Outline of Research at the Start |
本研究では、人口減少と高齢化が進む日本において、建築の活用を通じて持続可能な地域社会を形成するための一手法として、「コモンズ型による建築空間のウェルビーイングな再生活用と実体経済の活性化」に関する研究を行う。 研究においては、コモンズ化に向けた建築空間の再生活用法とプロセス、コモンズを運営するコミュニティを持続化させるウェルビーイングな方法、そしてコモンズを拠点とした経済圏域と実体経済の特徴を捉える。 本研究を通じて、特に地方や農村地域においてコモンズを拠点とした関係人口を増やし、人間社会の中で豊かに生きる活路や地域活性化策を見出すことに期待ができる。
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| Outline of Annual Research Achievements |
人口減少と高齢化が進む現在において、全国における空き家率は2023年度に13.8%(900戸)であったものが、20年後は約25%(1800戸)となることが推定されている。空き家率としては地方が高いが、空き家数としては人口の多い都心部に集中している。 そこで、本研究では日本国内における空き家を対象として、共通の目的や関心をもつ人々が自発的にコミュニティを作り、改修・運用を通じてウェルビーイングな再生活用を実施しているコモンズ型の事例を収集し、どのような方法でウェルビーイングなやり取りで実施運営しているのか、またそれによる経済的な効果を捉えようと調査・分析を進めようとしている。 コモンズ型の事例においては様々な観点で特徴がある。例えば、空間の機能(用途)としては「私設図書館、子ども食堂・地域食堂、シェア工房、シェア商店、シェアハウス、シェアオフィス、シェアスペース、宿泊施設、カフェなど」が挙げられる。そして、改修・運用時においては「労力の交換」や「恩返し」などの交換・やり取りが、人間関係やコミュニティを深める要素になっている事例も多数ある。 このような事例の詳細を調査・分析し効果を捉えることによっては、今後の時代において、空き家率を下げることをはじめ、コモンズ型の空き家がコミュニティ拠点となり、人間社会の中で豊かに生きる活路や地域活性化策、さらにはウェルビーイング(幸福感)を得るための具体的な活動のコツ・方法を見出すことに期待ができる。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在までの進捗としては、研究会として月に1回のペースで遠隔による研究会を実施し、研究の進捗状況及び意見交換を実施している、また、年に1回につき合同研究会を実施ししている。 まず、既往研究として、学際的なフィールドを対象として「コモンズ」に関する研究や書籍を読み、コモンズの概念の由来を捉え、その後現在においては様々な分野でコモンズの概念を応用して実用的な取り組みや研究が実施されていることが捉えられた。 事例収集としては、50ほどの国内事例を収集し、調査・分析の対象としている。これまでに、立地から捉える特徴、空間的機能(用途)の分類、運営主体者の役割や特徴、コモンズ交換を捉えるための図化の方法、意匠構成的な特徴、ビジネスモデルの特徴、そして実体経済を捉えるための分析方法について検討中である。
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| Strategy for Future Research Activity |
本研究では空き家を改修・運用した事例を対象に、 調査を通じてWell(良い)-Being(状態)な心理的効果をもたらす行動・方法・コツを抽出することで、今後の汎用性に期待できる方法論を提示することに期待ができる。 この「ウェルビーイング」というキーワードを取り扱うことにあたっては、これまでの既往研究を踏まえてウェルビーイングや幸福度をはかる指標について、専門的に理解する必要がある。様々な指標の中で、マーティン・セリグマンが提唱した「PERMA理論」は、幸福度を主観的感情(喜び、安心)だけに偏らず、社会とのつながり、人生の意味、自己実現など多角的に捉えられ、「どこが不足しているのか」「どの要素を高めれば幸福度が増えるのか」を明確に示せるため、個人や組織、地域社会・国家単位の社会政策の改善にも応用できるため、多様な現代的課題(働き方改革、孤独・孤立問題、地域活性化など)の行動変容や政策立案に役立ちやすい。 PERMAの要素には、近所やコミュニテイ仲間との団らん・交流、地域活動への参加など「非貨幣的要素(お金を介さない要素)」が多く含まれるため、単体のコモンズの事例の多くは直接的な経済効果は小さい、と考えられる。しかし、PERMAの心理的幸福感が高まることによっては、仕事の生産性や創造性が向上し、心身ともにストレスの少ない健康的な生活が送れることで医療費が少なくすみ、良好な社会資本が形成できる、などの効果に可能性がある。 上記のようなことを、調査や分析を通じて捉えることで、ウェルビーイングな地域社会の未来や、デジタル田園都市国家構想に向けた有効的な実践方法の一端を見出すことに期待ができる。
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