| Project/Area Number |
24K16233
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Review Section |
Basic Section 04030:Cultural anthropology and folklore-related
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| Research Institution | Osaka University of Tourism |
Principal Investigator |
尤 驍 大阪観光大学, 観光学部, 講師 (40988606)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2027: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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| Keywords | コミュニティ / ローカルNGO / 観光 / SNS / 台湾原住民族 / ルカイ / 伝統的な権威者(頭目) / 先住民コミュニティ / 部落 / 脱植民地化 |
| Outline of Research at the Start |
本研究は、「部落(ブールゥォ)」と呼ばれる台湾先住民の伝統的コミュニティが1980年代以降、先住民運動の勃興を契機として再実体化され、再構築された過程を再検討する。「部落」がシンボリックに構築される過程と、政治空間として再実体化される過程に着目し、二つの過程のいずれにおいても担い手となる先住民コミュニティにおけるローカルNGOの役割を検討することで、現在の先住民の人々にとっての「部落」の意味づけを分析する。 本研究の成果は、先住民の脱植民地化という歴史的課題の回答につながり、ひいてはコミュニティという人類学の古典概念について再考する事例を提供することとなる。
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| Outline of Annual Research Achievements |
2024年度では、文献研究と臨地調査の2つの方向で研究を推進した。 (1)文献研究において、①『理蕃の友』、『高砂族調査書』など日本植民地期の記録とはじめとした台湾原住民族に関連する文献資料の収集、整理を行い、②「実践コミュニティ」はじめとしたコミュニティに関する人類学の諸理論を検討した。さらに、コミュニティ観念の形成における情動的・身体な側面に着目する必要性に気づき、情動と記憶に関連する人類学の理論について検討を行った。 (2)臨地調査において、8~9月(計15日間)、11月(計5日間)に台湾に2回渡航し、コロナ禍による入国制限で4年間中断した臨地調査を再開した。8~9月の調査では、コチャポガン部落・ダワンラン部落・マカザヤザヤ部落・クンガダワン部落などのルカイのコミュニティに訪れ、アフタコロナにおけるローカルNGOと観光産業の現状を中心に調査を行った。計画外であったが、コチャポガン部落の伝統首長家の結婚式を見学し資料を収集した。加えて、九族文化村など台湾原住民族の観光・文化展示施設も見学した。11月の調査ではクンガダワン部落の伝統祭典およびテルルカ部落の伝統首長家の出身者の日本植民地期における観光経験について調査した。 本年度の具体的な研究実績として、①観光活動(共著、2024年4月刊行;学術論文、2025年3月刊行)と②SNS利用(研究発表、2024年6月;論集、2025年11月刊行予定)の2つの視点からルカイのコミュニティ観念の形成について考察した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度では、おおむね計画通りに文献調査と臨地調査を実施できた。特にコロナ禍により一時中断した臨地調査を再開し、現地における研究調査者・研究者とのネットワークを築きなおすことができた。11月に行った臨地調査では予想外のことが起き、本来調査する予定だったクンガダワン部落の伝統祭典が台風の影響で延期になり、見学できなかったが、祭典の運営者への聞き取りおよび事後のオンライン調査で補った。さらに臨機応変に調査目的を変更し、テルルカ部落の伝統首長家の出身者の日本植民地期における観光経験についての新しい歴史資料を収集することができた。テルルカ部落で新しい人脈を作ることができ、将来の臨地調査が期待される。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後では、計画に沿って文献研究と臨地調査を引き続いて行い、今年度の予備調査で収集したデータを整理し分析し、今後の課題を更に明確する。2025年度では8月、11月に2回の臨地調査を行い、ルカイの各集落の伝統祭典の計画・支度・運営などの諸活動におけるNGOの役割を中心として情報収集し分析する。研究の成果を学術論文や口頭発表でまとめる。
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