Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究は、ガーナにおいて乳幼児の栄養改善における両親の選好が、交渉力を通じて、家計としての意思決定にどのように反映されるかを、経済実験を用いて実証的に明らかにする。父親と母親それぞれの選好と家計としての意思決定とを分離して把握するために、経済実験を個人で行った場合と家計として行った場合とで比較する。調査で得られた結果を総合的に分析することで、ガーナにおける効果的な乳幼児の栄養改善政策のために、両親のどちらにアプローチすべきかに関する政策的示唆を導き出す。