Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
公会計財務諸表上の情報が地方債市場に対し意思決定有用性を有するか否かは重要なテーマである。本研究課題では,重回帰分析を応用した統計的因果推論により公会計情報の地方債金利に対する寄与を検証するとともに,「説明可能なAI(XAI)」を活用することにより,地方債金利が何によって構成されるかを高精度で明らかにし,公会計情報が地方債金利の決定に関してどの程度貢献しているか(「貢献度」)を定量化する。本研究課題の遂行により,公会計情報の地方債金利に対する寄与と貢献度に関する包括的理解の獲得を通じて,公会計情報が有する意思決定有用性の一端を明らかにする。