| Project/Area Number |
24K16588
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Review Section |
Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
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| Research Institution | Osaka Shoin Women's University |
Principal Investigator |
谷 明日香 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 准教授 (30413446)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2026: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
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| Keywords | 衣生活 / 安全 / 災害 / 被服衛生学 / 被服材料学 / 防寒衣服 / 災害超急性期 |
| Outline of Research at the Start |
風水害を伴う災害は毎年のように、死傷者を伴う大地震は5年に1度の割合で起こっているが、中でも、地震の多くは10℃を下回る2、3、4月の寒い時期で発生している。冬季における災害は、全域停電に伴い寒さとの戦いであり、殊に津波や豪雨などにより体が濡れていた場合は生命の危機にもつながる事態になりかねない。しかしながら、内閣府の避難所運営ガイドラインにおいて、備蓄物資の中には衣に関連する項目は無く、多くの被災者は、避難所の毛布もしくは個人の防災グッズの中からブルーシートやアルミシートを取り出し、寒さをしのぐことになる。本研究では、災害発生直後の超急性期に着目し、命を守る簡易型防寒衣服の開発と検証を行う。
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| Outline of Annual Research Achievements |
災害のような突発的な緊急事態において、衣服は私たちに最も身近でポータブルな命を守るツールとなる。本研究では、災害発生直後の超急性期の全域停電時に、衣服により体温維持や低体温症を抑制することで命を守る簡易型防寒衣服を開発することを目的とする。これまでの研究で、災害時に着の身着のまま避難してきた被災者が、避難所の備蓄物資(ブルーシートやアルミシート)のみで防寒対策を講じた場合の保温力や衣服内温湿度を測定したところ、建築資材である高密度ポリエチレン不織布の保温力と吸湿性に効果が認められた。そこで、本研究は、高密度ポリエチレン不織布を用いて超急性期に着用する簡易型防寒衣服を考案し、その温熱的快適性を物理実験、着用実験、そして、サーマルマネキンによる実験から検証する。本研究によって、緊急時に逼迫する医療現場において、医療の一歩手前のところで衣服により命を救う一助となる可能性が期待できる。 2024年度は、温熱的快適性に関わる物理特性の把握するため、所有している熱物性測定装置サーモラボⅡ(㈱カトーテック製)を用いて、模擬皮膚を準備し、その上から高密度ポリエチレン不織布とインナーを組み合わせたさせたテキスタイルを層構造に重ね、その保温力と熱・水分移動特性についてのシミュレーション実験を行った。また、その結果を日本衣服学会にて発表した。上記の実験は、垂直方向にテキスタイルを重ねて行なったものであるが、よりリアルな衣服内気候を明らかにするため、現在、水平方向にテキスタイルを重ねて検証を試みている。今後は、それらの結果を受けて、簡易型防寒衣服を試作し、着用実験に移行する予定である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は、高密度ポリエチレン不織布を用いた層構造のテキスタイルの熱・水分移動特性を明らかにしたが、これらの実験は垂直方向に衣服を想定した布を重ねた時の実験であった。そのため、衣服を人体に重ねた時により近いシチュエーションとして、水平方向に衣服を想定した布を重ねた場合の追加実験を試みた。このことで、よりリアルな衣服内気候の再現が可能となる。現在の進捗状況として、追加実験を行っている状況にあり、やや遅れているといえる。
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| Strategy for Future Research Activity |
2025年度の研究の進め方として、現在実施している物理実験(水平方向への衣服の重ね着を想定した実験)の検証をまとめ、学会発表を行う。そして、物理実験により高い評価が確認された試料を用いて、保温力が高く快適な衣簡易収納型衣料の製作を試み、本実験に向けた着用実験へと移行したい。着用実験では、温熱的着用性能を明らかにするため、下着を着用した上から簡易収納型衣料を重ね着した時の生理・心理反応(衣服内温湿度・局所発汗量・心電図・深部温・主観評価)を測定する。実験期間は、本研究で着目している冬季を想定して実施する。ただし、被験者実験による検証は、被験者への多大な負担が推測される。特に、冬季の避難所生活を想定した寒冷環境下での実験は、人道上の問題があると考えられる。そのため、着用実験は、20℃・65%RHに調整された恒温恒湿室で行う。なお、この実験は本学倫理審査を経て、被験者(本学学生(20代女性))を募り、実施する予定である。これらの結果と2025年度に発表した学会発表の内容をまとめ、論文投稿に向けて準備をする予定である。
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