| Project/Area Number |
24K16626
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Review Section |
Basic Section 09020:Sociology of education-related
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| Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
小原 明恵 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (40961199)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2027: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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| Keywords | 探究学習 / 高等学校 / 統制 |
| Outline of Research at the Start |
本研究は、社会的課題を取り上げる高校の探究学習が、進学校や進路多様校といった高校の特徴と、その高校が保有する探究学習の資源の量によって、どのように異なる内容に統制されているのか、なぜその内容に統制されているのかを、質的調査を通じて明らかにする。これを解明することは、探究学習が誰にどのような知識・技能・態度を伝達しているのか、それはなぜかを理解し、社会的課題を取り上げる探究学習がよりよく課題を発見し解決していくための資質・能力の育成に資するものになっているかどうかを検討できるという意義を持つ。
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| Outline of Annual Research Achievements |
2024年度には、高校が保有する探究学習のための人的・時間的資源の量が標準的な進学校の高校1校において、探究学習の参与観察調査および教師へのインタビュー調査を実施した。具体的には、まず、調査に先立ち、所属機関の研究倫理審査を受審して承認を得た。その後、調査対象となる高校に研究調査への協力依頼を行い、同意を得て調査を開始した。2024年9月から2025年3月までの約半年間、探究学習の授業を参与観察調査し、探究学習の授業を担当する教師に2回インタビュー調査を実施した。 これまでの研究では、探究学習のための人的・時間的資源が豊富な高校における探究学習の参与観察調査は行われており、研究代表者自身もそのような高校を対象にした参与観察調査を過去に行った。しかし、探究学習のための人的・時間的資源の量が標準的な高校における探究学習の過程を追跡する質的調査は、これまで十分に行われてきたとはいえない。2024年度に行った参与観察調査およびインタビュー調査は、そのような高校における探究学習を明らかにできるデータを得られたという意義を持つ。この高校は進学校の高校であり、過去に研究代表者が行った探究学習のための人的・時間的資源が豊富な進学校の高校の探究学習と比較することによって、進学校の高校における探究学習の類似点・相違点やその背景を明らかにできると思われる。 また、「総合的な探究の時間」における探究学習が公民科の「公共」や「政治・経済」の授業時間に行われる探究的な活動とどのように異なっているかを検討するために、調査対象とは異なる高校の「公共」と「政治・経済」の授業参観に行き、授業を担当する教師から探究学習に対する意見を聴取した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画通り、高校が保有する探究学習のための人的・時間的資源の量が標準的な進学校の高校1校において、調査を実施した。 得られたデータの分析はこれから行う。また、当初の研究計画で注目するつもりであった探究学習の「統制」という観点については、分析において有効な枠組みになるか、現時点では不透明な状況である。分析を進める中で研究課題全体において取り組む問いに微修正が必要になることも考えられるため、「やや遅れている」と判断した。
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| Strategy for Future Research Activity |
当初の計画では、2025年度は進路多様校の高校の探究学習の調査を行う予定であった。しかし、2025年度は新たな調査に着手することよりも、2024年度に実施した調査の分析を行い、研究課題全体において取り組む問いを再検討することを優先する。 分析結果は、日本教育社会学会第77回大会で発表する予定である。また、学会発表後にその内容を論文化し、投稿する予定である。 また、2025年度後半には、2026年度以降に進路多様校の高校の探究学習を調査できるように、調査対象候補となる高校を選定し、候補となる高校と関係を作っていく予定である。
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