| Project/Area Number |
24K16630
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Review Section |
Basic Section 09020:Sociology of education-related
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| Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
坂口 真康 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 准教授 (00819427)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2029-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2028: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2027: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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| Keywords | 共生社会 / 共生教育 / 南アフリカ共和国 / Life Orientation / 歴史科 / 高等学校 / 教科書 / 指導書 / 理想と現実 / フィールドワーク |
| Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、南アフリカ共和国(以下、南ア)の共生社会の理想と現実の相違を前提とした教育の実践をもとに既存の共生社会論と共生教育論の理論的精緻化に取り組むことである。その目的を達成するために、本研究では、先行研究をもとにした文献研究と、南アの共生社会に関わる教育の制度、教科書、教材、試験等の言説研究、ならびに南ア西ケープ州の州教育省と公立学校におけるフィールドワークによる質的研究を実施する。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、南アフリカ共和国(以下、南ア)の共生社会の理想と現実の相違を前提とした教育の実践をもとに既存の共生社会論と共生教育論の理論的精緻化に取り組むことである。その目的を達成するために、1年目にあたる2024年度は、主に文献研究により「共生社会」と「共生教育」に関する理論的検討に取り組むとともに、日本国内外の共生教育に関わる先行研究の検討を行い、言説研究により南アの共生社会と教育に関わる政府文書や学校の教科書等の内容分析を行った。 具体的には、例えば文献研究によりグローバルな文脈で「共生」を議論する際に用いる英語訳に関する検討を行った。そこでは、南アの文脈にも引きつけながら、現実の社会における「共生」の英語訳などについて分析・考察した。他にも、先行研究で南アが新たな民主的社会の象徴として議論されてきたことなどを踏まえて、「共生」の理想と現実の議論の際に同国の学校教育を事例とすることの意義を整理した。加えて、先行研究の検討を踏まえて、コロナ禍を経験した後の社会で学校教育を議論する際に、南アの州の内、特に西ケープ州に着目することの意義を整理した。さらに、日本国内外の先行研究で「Life Orientation」という教科が「共生」や「平和」に関わる教育として議論されてきたことを踏まえて、同教科を探索することの意義を整理した。また、言説研究により南アの教育制度を分析しつつ、後期中等教育段階のナショナル・カリキュラムに基づいたLife Orientationの教科書と指導書および歴史科の教科書の内容を探索し、「共生」や「グローバル化」に関わる教授・学習内容の特徴を分析・考察した。 今年度の研究には、「グローバル・サウス」に位置づけられ、「発展途上」とされる南ア社会の事例をもとに「共生」を議論することにより、新たな知見を見出し得ることを整理したことなどに重要性と意義がある。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年目にあたる今年度は、先行研究をもとにした文献研究による共生社会論と共生教育論の理論的検討、ならびに政府文書や学校教科書等を用いた言説研究による南アフリカ共和国(以下、南ア)の学校教育における「共生」の具体的様相の探索を実施することができた。これらの成果は2年目以降の南アにおけるフィールドワークの土台となる成果である。そのため、現在までの進捗状況を「おおむね順調に進展している」とした。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後の研究としては、1年目に引き続き、文献研究や言説研究を通じた共生社会論と共生教育論に関わる理論的検討や南アフリカ共和国(以下、南ア)の教育制度などの探索を実施することに加えて、南ア西ケープ州におけるフィールドワークに取り組む(すでに同州の公立学校で調査を実施する際に必要な南ア西ケープ州教育省の許可と研究代表者の所属機関の研究倫理委員会の承認を得ている)。具体的には、2年目にあたる2025年度のフィールドワークでは、「研究実施計画」のとおりに、南ア西ケープ州の教育省と公立学校において、①インタヴュー調査と②観察調査を実施し、言説研究のための③資料(教材等)の収集を実施する。なお、1年目と同様に2年目以降に関しても、研究代表者の所属する学会等で、本研究を通じて得られた成果に関する発表と学術誌等への論文投稿に取り組む。
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