| Project/Area Number |
24K16652
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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| Research Institution | Fukuyama City University |
Principal Investigator |
上山 瑠津子 福山市立大学, 教育学部, 准教授 (10804445)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2027: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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| Keywords | 保育カンファレンス / 協働的な学び合い / 子ども理解 / 保育者 / 問いかけ/質問 / 話し合いの質 / 「問うこと」 |
| Outline of Research at the Start |
本研究は,保育者の協働的な子ども理解の深化および保育実践の向上につながるカンファレンスモデルの構築を目指し,①子どもや保育理解の深化を促進するファシリテーションの「問い」を収集し,その上で,②保育カンファレンスにおける「問い」の内容および機能を明らかにする。そして,③子ども理解を深める問いに基づく保育カンファレンスガイドラインを作成し,活用実践を通してその妥当性と有効性を検証する。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は,保育者の協働的な子ども理解の深化および保育実践の向上につながるカンファレンスモデルの構築を目指すものである。2024年度は,乳児クラス(0~2歳児)の子どものエピソード記録を用いた保育カンファレンスを実施している私立保育園の1年間のカンファレンス記録を分析し,子ども理解を深める「問い」の内容を分類,分析した。 その結果,質問内容は「エピソード場面に関する質問」と「エピソード場面の前提に関する質問」に大別された。「エピソード場面に関する質問」は,「他児との関わり」「遊びの様子(内容・表情・変化など)」「遊びの経験・物・場所への興味関心」「対象児の行動や性格特性」「対象児の欲求・情動・行動意図」「エピソードの選定理由」「物や状況への認識」「周囲の子どもの様子や反応」「言葉の発達」「保育者の援助意図」の10カテゴリーに分類された。一方,「エピソード場面の前提に関する質問」は,「日常の保育者との関わり」「年齢に応じた発達の特徴」「遊びの変化や継続」「保育環境(玩具や素材など)」「保育内容や形式」「入園時期」の6カテゴリーに分類された。質問数の偏りをみたところ,子ども年齢では,どのカテゴリーにおいても偏りは見られなかったが,「他児との関わり」については,時期別で偏りがあり,4-6月(1期)は,7-9(2期)と10-12月(3期)よりも質問数が多かった。 以上から,保育カンファレンスにおいて,エピソードに記載された情報だけでなく,日常の子どもと保育者のかかわりや園環境といったエピソードの背景を共有すること,また3歳未満児の場合,特に遊びの内容だけでなく,子どもの「もの」「空間」に対する経験や興味関心についても質問し合うことが重要であることが示唆された。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
理由1)これまで収集したデータの再分析と成果の一部を国際学会と国内学会で発表することができた。予定していた研究計画については、おおむね実施することができた。 2)調査園・調査対象者への依頼・予備調査実施も円滑に進んだ。今年度は,幼児クラスの園行事の見直しに取り組む私立こども園のカンファレンスの写真および音声データの取集することができた。
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| Strategy for Future Research Activity |
次年度の研究計画としては,第一に,これまでに収集した映像データ(2歳児のエピソードを用いたカンファレンス)と音声データ(幼児クラスの行事見直しのカンファレンス)の分析を行っていく。特に,映像データについては,発話の相互行為の中での内容展開と問いの機能を明らかにするために,発話の連鎖組織(質問‐回答)の観点から分析を行う予定である。第二に,保育カンファレンスにおける「問いの」の生成の役割を担うことが多い,主任保育者や園長に焦点を当て,継続的に保育カンファレンスの映像および音声データを収集していく。第三に,国内外の学会および研究会で成果発表を行い,研究者や実践者との意見交流を通じて,多角的な視点を得ながら本研究の推進に努める。
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