| Project/Area Number |
24K16861
|
| Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
|
| Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
岸田 広平 関西学院大学, 文学部, 研究員 (10876189)
|
| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
|
| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
|
| Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
|
| Keywords | 子ども / 怒り / 反抗挑発症 / 素行症 / 攻撃行動 / ペアレントトレーニング / 認知行動療法 |
| Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、本邦における子どもの反抗挑発症に対するペアレントトレーニングと認知行動療法の各心理療法の有効性を検証し、それらのデータを活用して媒介変数と調整変数を明らかにすることである。本研究により各心理療法の媒介変数と調整変数が解明できれば、資源の限られる実際の臨床現場において、効率的・選択的な各心理療法の実施への臨床的示唆を提供できる。
|
| Outline of Annual Research Achievements |
反抗挑発症は怒りやすさや反抗的行動を特徴とする精神疾患であり、児童青年において頻発する重要な臨床的問題である。子どもの反抗挑発症に対しては、親に対する支援である「ペアレントトレーニング」、または、子ども自身に対する支援である「認知行動療法」の有効性が確認されている。しかし、これらの心理療法が反抗挑発症に対して、なぜ効果があるのか (媒介変数)、誰に効果があるのか (調整変数)、という点はほとんど明らかにされていない。本年度は、反抗挑発症を有する子どもの保護者12名を対象として、ペアレントトレーニングの前後比較試験を実施した。介入の結果、主要効果指標である反抗挑発症の生活困難度は、介入前と比較して,介入後とフォローアップに有意な改善が示され、大きい効果量が確認された (g = -0.85; g = -1.33)。次に、親の肯定的養育行動については、実施前から比較して、実施後とフォローアップに有意な改善が示され、中程度の効果量が示された (g = 0.46; g = 0.59)。否定的養育行動については、実施前からフォローアップにかけて有意な改善が示され、中程度の効果量が示された (g = -0.48)。親の抑うつ症状においては有意な結果は示されなかったものの、実施後とフォローアップにおいて小さい効果量が確認された (g = -0.37; g = -0.32)。介入実施後の寛解率は33% (12名中4名) であり、フォローアップでは50% (12名中6名) であった。以上のことから、反抗挑発症に対するペアレントトレーニングの実施可能性と有効性が確認された。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ペアレントトレーニングに関する臨床試験を進め、実施可能性や有効性を検証することができたため、本年度の研究は概ね順調に進捗していると判断できる。
|
| Strategy for Future Research Activity |
来年度以降は、子どもの反抗挑発症に対する認知行動療法やペアレントトレーニングの臨床試験を進め、媒介変数と調整変数の解明を目指す予定である。
|