Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
高速X線撮像による切削現象の解明を目指す。X線は切りくずやクーラント、そして工具と被削材そのものを透過するため、X線透過観察により切削点を直接観察できる。まずは大型放射光施設SPring-8にX線観察用マシニングセンタを導入する。ドリル加工とエンドミル加工において、工具刃先運動と工具摩耗をインプロセス計測し、それらが加工精度に与える影響を分析する。ドリル旋削のインプロセスCT観察手法を開発する。ドリル穴形状の時間発展を可視化し、ひずみ円やライフリングの原因を探る。