Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
半導体基板の絶対厚さ及び厚さむらの高精度測定のため、可視レーザ光の両面干渉計と近赤外低コヒーレンス光のタンデム干渉計とのハイブリッド光学系の開発に取り組む。産業界における厚さの絶対計測に使われている分光干渉計の幾何学的厚さ測定精度は基板材料の屈折率の精度により制限され、屈折率として文献値を使用している現状では信頼性が担保されていない。提案するハイブリッド光学系では、両面干渉計で幾何学的厚さを3×10^-5の精度、タンデム干渉計で光学的厚さを10^-4の精度で、それぞれ国際単位系(SI)にトレーサブルに測定し、10^-4の精度でのシリコン屈折率及びその温度依存性の高精度・高信頼性測定を達成する。